今が旬!関西花の寺、京都「法金剛院」で蓮の庭園を歩く

日本は「ぼたん寺」、「あじさい寺」など、「花の寺」として親しまれている寺は多い。 関西では宗旨宗派の垣根を越えて集まった花がご縁となった、25の寺による「関西花の寺二十五か所霊場会」という会ある。 そのうちのひとつ、7月上旬から8月初旬にかけて、法金剛院(ほうこんごういん)は蓮の花が見ごろを迎える。…

伊勢神宮につながる江戸情緒の街「おかげ横丁」を堪能する

江戸時代、人々が一生に一度は参拝したいと願った伊勢神宮。 伊勢志摩サミット時の厳重な警戒体制も解け、伊勢神宮とその周辺も元の賑やかさを取り戻した。 伊勢神宮は内宮と外宮があり、外宮からのお参りが古くからの習わし。 外宮と内宮のお参りが済んだら、内宮前のおはらい町に立ち寄ろう。食事処や土産物店などが軒…

中世の時が流れる世界遺産の街・チェコ「クトナーホラ」の優美と不思議を訪ねる

チェコのほぼ中央に位置する街、Kutná Hora(クトナーホラ)。 今や静かでどことなく寂しさを感じる街だが、13世紀末にはヨーロッパ全体における銀の1/3を採掘し、プラハに次ぐ第2の都市として栄えた街である。 鉱山を中心に街が発展したものの、16世紀には衰退し、1991年にすべての鉱山が閉鎖して…

日本唯一の砂漠は東京に。黒い異空間「裏砂漠」を歩く

日本には砂漠と名の付く場所が1カ所しかないことをご存知だろうか。 鳥取砂丘が真っ先に思い浮かぶが、地学的には「砂丘」。 国土地理院が国内で唯一「砂漠」と認めるのは、東京都の伊豆大島にある裏砂漠なのだ。 しかも、砂漠と聞いて想像される黄金色の砂でできた地とはまったく異っていた。 辺り一面、真っ黒である…

圧倒的な荘厳さを体感する世界遺産の聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」

世の中には「聖地」と呼ばれる場所が幾多もある。 自然の美しい場所であったり、歴史的場所であったり、宗教的な場所であったりと「聖地」のゆえんはいろいろだ。 筆者が実際に訪れた聖地と呼ばれる場所の中で、圧倒的な存在感と威圧感を感じ取った場所がある。 キリスト教三大巡礼地の1つで世界遺産の街、スペインの「…

絶景を望む信州松本・安房峠の秘湯の宿「中の湯温泉旅館」

1915(大正4)年に創業した長野県の「中の湯温泉旅館」。 東京からは中央自動車道・長野自動車道を利用し、松本インターチェンジから国道158号線を安房(あぼう)峠に向かう。上高地方面への釜トンネル入り口の信号を左折し、安房峠を旧道で上っていく。くねくねと曲がる細い道をしばらく行くと「中の湯温泉旅館」…

世界遺産・高野山で唯一、天然温泉に浸かれる寺「福智院」を訪ねて

仏教寺院などで僧侶や参拝者のためにつくられた「宿坊(しゅくぼう)」。 紀伊山地の霊場で世界遺産でもある和歌山県の高野山には、50を超える宿坊寺院が存在する。今回は高野山唯一の天然温泉を有する宿坊「福智院(ふくちいん)」を紹介しよう。 福智院のご本尊は、愛染明王(あいぜんみょうおう)という福徳円満所願…

カジュアルでも寛げるサミットの舞台「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」

5月の伊勢志摩サミットは、オバマ大統領の広島訪問の報道に若干影に隠れてしまった感もあったか。 それはそうと、前回の日本でのサミット開催地が、北海道の洞爺湖だったのを覚えている方も多いだろう。今回はサミットの舞台として有名になった「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」を紹介しよう。 北海道…

アジサイの名所・鎌倉を“裏コース”でのんびり巡ろう

この時期の鎌倉は、紫陽花(あじさい)が盛りでとても美しい。 赤や紫、微妙な色の変化もさることながら、花弁の形も色々と種類があって楽しませてくれる。 紫陽花の名所と言えば、明月院や長谷寺、円覚寺(成就院は残念ながら昨年から工事中)。平日だろうと土日だろうと、その美しさを一目見ようという人で鎌倉が混雑す…

暑い日の「夏酒」 爽快に過ごす夏のプレミアム美酒

暑い日に飲む酒は?と聞かれて思いつくのは何か。 のど越しの爽やかさから、ビールを思い浮かべる人が大多数かもしれない。確かにビールは美味しい。けれどもう一つ、最高にうまい酒がある。 「夏酒」だ。 写真は福岡県の酒、「庭のうぐいす」。 「夏酒」とは2007年ごろに登場したフレーズで、夏に低迷する日本酒の…

にぎやかな繁華街の中で上質な空間を秘めた「スイスホテル南海大阪」

大阪の繁華街を代表するキタとミナミ。 明確な区分はないものの、キタは大阪の玄関口であり、洗練されたターミナルシティ梅田駅・大阪駅周辺。ミナミは古くからの大阪のエンターテイメント文化とアメリカ村のような若者の街が入り混じった道頓堀・心斎橋周辺の歓楽街のような繁華街というイメージだろうか。 大阪らしい街…

イギリスとフランスが交わる街・オタワを歩く

オタワは、イギリスとフランスがカナダの覇権を巡った戦いに終止符を打った1858年、英仏領の境目に位置したことから首都と決定された。そのため、看板などは英語とフランス語の併記が多い。 首都ではあるが、人口はオリンピックを行ったカルガリーに次ぐカナダ4番目。混雑している雰囲気はなく、こざっぱりとしていて…

温泉と欧風創作料理を堪能する宿 野沢温泉「かわもとや」

野沢温泉といえば、スキー場や外湯巡りが有名である。今回は外湯のひとつ「熊の手洗湯(くまのてあらゆ)」のすぐ隣に建つ「かわもとや」を紹介しよう。 外観は温泉場の古くからのホテルといった様相だが、2011年にリニューアルオープンしている。 ロビーエントランスをモダンな造りに改装し、大浴場は木の香が漂って…

究極のフィット感 結ばない靴ひも「キャタピラン」

結ばない靴ひも「キャタピラン」は、全国のスポーツ&アウトドア専門店のスタッフが1年で最も愛されたスポーツ用品を選ぶ「日本スポーツ用品大賞2015 最も売れた商品 アクセサリー部門」で1位を受賞したアイテムである。 キャタピランの特徴とその魅力を紹介しよう。 今、スポーツ界で注目を集めている結ばない靴…

摩耶山頂に佇む南欧風オーベルジュ「オテル・ド・摩耶」

神戸市街より車でわずか30分。六甲山系のひとつ摩耶山の山頂には、六甲山牧場や穂高湖など自然に恵まれた観光スポットが点在している。 夜になれば、眼下に1000万ドルとも称される神戸の夜景が広がる絶好のロケーション。今回は、トリップアドバイザーの夜景のきれいなホテルランキング(2012年度)で、国内第7…

槍ヶ岳を仰ぎ見る秘湯の宿 新穂高温泉「槍見舘」

槍見舘(やりみかん)は奥飛騨温泉郷、新穂高温泉にある蒲田川沿いに佇む古民家造りの一軒宿。県道475号から川沿いの脇道に入り、細い道を進んでいくと突き当りに建っている。 築200年の庄屋屋敷を移築した母屋に入る。水船を置いた三和土(たたき)や囲炉裏を配した小上がりの間が昔話の舞台のような雰囲気を醸し出…