摩耶山頂に佇む南欧風オーベルジュ「オテル・ド・摩耶」

神戸市街より車でわずか30分。六甲山系のひとつ摩耶山の山頂には、六甲山牧場や穂高湖など自然に恵まれた観光スポットが点在している。

夜になれば、眼下に1000万ドルとも称される神戸の夜景が広がる絶好のロケーション。今回は、トリップアドバイザーの夜景のきれいなホテルランキング(2012年度)で、国内第7位に選出されたこともあるオーベルジュ「オテル・ド・摩耶」を紹介しよう。

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2階建ての小さなホテルなのでレストランは「リストランテ エルベッタ」の1か所のみ。大自然に囲まれた中での非日常を味わっていただきたい、というコンセプトで、大きく開けた窓からは芝生の庭越しに芦屋、西宮、大阪、遠くは奈良県の生駒山まで見渡せる。

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ディナーは予約制で、イタリアンのコース料理またはアラカルトメニューが愉しめる。席の指定はできないが、入店の順に、窓側の席から案内されるので早めの入店をお勧めする。

客室はバストイレ付きのツインの洋室が中心。神戸の街が見える部屋もあるので、事前に確認しておくとよいだろう。

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地下に大浴場とリラクゼーションサロン、芝生の庭を通り越したところに絶景の屋外ジャグジーバスとサウナを用意している。

屋外ジャグジーは混浴で水着を着用するが、神戸の夜を見ながらのジャグジーは、経験しておきたいところ。天気に恵まれれば、眼下にきらびやかな夜景、夜空には星が瞬いているのが見えるはずだ。

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「オテル・ド・摩耶」は、実は公営の国民宿舎である。

「自然環境に優れた休養地に建つ公共の宿で、余暇を楽しみながら健康の増進をはかるため気軽にご利用いただける宿舎としてつくられた宿」(国民宿舎協会)という国民宿舎のイメージとは一線を画す「オテル・ド・摩耶」。

低廉で質の高いサービスの提供と魅力ある宿泊施設とそのロケーションに、宿泊者は必ずやリゾート気分を満喫することだろう。

住所:兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-8
電話:078-862-0008
サイト:http://www.hotel-de-maya.com/

(小椚萌香)