スマホで事前予約ができる次世代コインロッカーが大阪・梅田駅でサービス開始

旅行先はもちろん、ショッピングの合間などにも、手持ちの大きい荷物を一旦預けてしまいたい時がある。コインロッカーは、そんなニーズを満たしてくれる有難い存在。しかし、需要の多さに供給が追いついていないのか「預けたいときに限って空いてない!」問題が多発している。

そんなストレスを解消する、新しいシステムのコインロッカーが大阪に登場した。

■事前に予約できるコインロッカー

スマートフォンで開け閉めが可能なスマートコインロッカーを展開するSPACERは、大阪地下街と連携し、スマホで事前予約ができるシステムを搭載したコインロッカー「SPACER」(スペースアール)を大阪・梅田駅の地下街 ホワイティうめだ内に設置、新サービスを開始した。

大都市では、「コインロッカー難民」という言葉も生まれるほど利用ニーズが増加傾向にある。「預けたいときに限って空いていない」と、困った経験のある人も少なくないだずだ。そんな課題を解決するため誕生したのが、「SPACER」だ。

その前まで行かなければ、空いているのか確認できない従来型のコインロッカーとは一線を画し、事前予約をすることで使いたい時に確実に利用できるコインロッカー。旅行に行く時にホテルや飛行機を予約するような感覚で利用できるので、予約も使いやすそうだ。

株式会社SPACERは、2025年に控えた大阪万博の開催など、コロナ感染拡大の終息後に期待できる観光客の増加に向けて、より便利で快適な訪問先での生活体験の創出を目指していく、とのこと。

 ■SPACERコインロッカーの特長

■スマホで完結

スマホアプリでフルコントロールできるため、物理鍵は不要。鍵の複製の危険性や、紛失の心配がない。ロッカーの使用状況をリアルタイムで把握することができて、空き状況に応じて予約ができる。

※現在、予約システムを搭載しているロッカーは大阪地下街と東京の一部駅内のみ

■鍵の受け渡しが可能

鍵はURLで発行され、スマホ上で送受信ができるため、買い物代行、フリマアプリの個人間受渡、物流の発着点にして発送ロッカーにすることも可能だ。鍵URLは一度使用されると無効になる。

誰もが知っていて、どこにでもあるコインロッカー。そのシステムは完成されていて、大きな変革はないと思われていたモノを、発想の転換で大胆に進化。ユーザーにとって問題であった点を改善するとは、まさにソリューション。令和時代のコインロッカーから目が離せない。

概要>

サービス開始日:202046日(月)

設置場所:ホワイティうめだ

利用料金:200円/3時間(時間課金制)、24時間最大800円 予約時は利用料金+100円(最大48時間から予約可能)

 

SPACER公式サイト:https://spacer.co.jp/

(冨田格)