12月27日に32年間の歴史に幕を閉じる「堂島ホテル」でラストクリスマスを

大阪梅田と中之島の間にあるビジネス街、堂島(どうじま)。今回は「堂島ホテル」を紹介しよう。 大阪駅から四つ橋筋を中之島方面に行くと近代的なガラス張りのビル群が続く中に石造りの重厚な外観の「堂島ホテル」が現れる。 1階はレストランと併設のパティスリー。 2階にある小ぢんまりとしたフロント・ロビーはすっ…

新横浜駅直結で湘南・鎌倉の観光にも便利な「ホテルアソシア新横浜」

関西・名古屋方面から神奈川県内の観光は東海道新幹線を使う人が大半だろう。 今回は新幹線利用者に便利な「ホテルアソシア新横浜」を紹介しよう。 ホテルアソシア新横浜は駅直結で便利なうえ、スタイリッシュなデザインの都会的な雰囲気が居心地のよい空間を作りあげている。 JR新横浜駅の改札を抜け、10階のホテル…

ゆるりと温まる大人の宿 中ノ沢温泉の秘湯「御宿 万葉亭」

福島県の中ノ沢温泉は安達太良山西麓、磐梯山との間、標高1000メートルの高原にある閑静な温泉街。 今回紹介する「御宿 万葉亭」は日本秘湯を守る会の会員宿で、自然湧出の天然温泉を加水加温循環なしの掛け流しで楽しめる温泉党にも高い評価を得ている宿である。 部屋はヒノキ風呂付和洋室、洋室、二間続きの和室が…

混まずに参拝できる江の島と名物「しらす丼」の美味

小田急線の片瀬江ノ島駅から、もしくは江ノ電の江の島駅から歩いて行く「江の島」。 これからの時期は天気が良いと「江の島弁天大橋」から富士山が見えることもあるので、右手に注意してみよう。 「江の島弁天大橋」を渡りきると、店がひしめく参道に至るわけだが、ここはいつでも人の波が多くて参ってしまう。 しかし、…

武士道を学ぶ!ザ・リッツ・カールトン京都で都の伝統を体験

京都を北から南へ流れる鴨川のほとり、「ザ・リッツ・カールトン京都」は京の都でしか経験できないユニークで洗練された体験を年間を通じて提供している。 そのうちいくつかを紹介しよう。 「イブニング・ラン(サイクリング)」は、ホテル近郊の観光スポットに立ち寄りながら心身ともにリフレッシュできるオリジナルのコ…

本場広島のかき小屋で炭火で焼くミルキーな牡蠣を堪能

朝夕の冷え込みも進み、冬到来の感。寒くなると蟹や牡蠣が食べたくなる輩も多いのではないだろうか。 冬季、広島にはかき小屋が多く出店する。広島市内での宿泊なら広島港駅前の「広島みなと公園」にあるかき小屋が便利だろう。 公園に駐車場があるが、せっかくなのでアルコールも愉しみたい。車はホテルに預けて路面電車…

1年でいちばん澄む冬の星空を蔵王で観測しよう

冬は1年の中で星空をもっとも美しくみられる季節。この時期ならでは天体ショーを楽しみたいなら、宮城県・蔵王がおすすめ。山に囲まれ、夜は周囲の光が入らなくなるこの地は、空から降ってきそうなほど、鮮明な星空を観賞できる。 温泉地としても有名なラフォーレ蔵王リゾート&スパでは、2016年12月1日(…

東伊豆の海を望む高級ガゼボで、瞑想して疲れを癒す

東伊豆の温泉、北川温泉に位置する温泉旅館「望水」。 その名の通り、相模灘を見下ろす絶景は壮大な四季ごとの表情を見せ、旅人の心を和ませてくれる。 望水では今年11月、新たに2つのプレミアムガゼボが誕生した。 ガゼボとは、海へせり出すようにしつらえた東屋のこと。 従来のガゼボに比べ、プレミアムガゼボはよ…

ホテルと旅館が融合した「RYOKANスタイル」で寛ぐ「箱根翠松園」

自然豊かな箱根小涌谷に佇む「箱根翠松園」。 かつて三井家の別荘として知られた文化財「翠松園」を敷地内にそのまま残したことに由来してつけられた名である。 箱根翠松園のロビーフロントのある本館は純和風な旅館名とは異なりモダンな外観。 ゆったりとしたロビーからはなだらかな斜面の下に宿泊棟が見える。 ロビー…

ピルスナービールの元祖「ウルケル」の限定版を本場チェコで味わう

日本で一番親しみのあるビールと言えば、透明な黄金色に輝く「ピルスナー」。 ピルスナータイプのビールが初めて作られたのが、チェコのPilzeň(ピルゼン)という街である。ピルゼンのビール、という事で「Pilsner(ピルスナー)」というわけだ。 1842年にそのピルゼンで誕生したビールこそが、世界的に…

佐賀いっぱいの夕食。美肌の嬉野温泉「和多屋別荘」離れ水明荘

佐賀県の嬉野温泉は島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉とともに肌への効能が高い温泉として日本三大美肌の湯として選出されている。 泉質はナトリウムを多く含む重曹泉でぬめりがあり、湯上りの肌はツルツルに。 今回は温泉街でもひときわ目を惹く大型旅館「和田屋別荘」を紹介しよう。 黒川紀章氏が設計したタワー…

王族と貴族の街・優雅なウィーンのカフェ文化

ウィーンの街を歩いていると、歴史がありそうな門構えのカフェが突如姿を現す。 外観はシックで目立たなくても、一歩中に入ると貴族的な華やかさが出迎えてくれたりもする。 特にリンク内(旧城壁の内側)にはそういったカフェが多く、ウィーンは「カフェの街」と呼びたくなる。 ウィーンでの「カフェ」の扱いは、日本と…

この秋はタイムスリップしよう。住民が守る江戸時代「妻籠宿」を歩く

長野県木曽郡に中山道と伊那街道の分岐点にあり、古くから交通の要衝として栄えた「妻籠宿(つまごじゅく)」がある。 明治時代になると新たに鉄道や道路が作られ、宿場としての機能を失い衰退の一途をたどった。 その後、昭和の経済成長期に江戸情緒のある街並みが見直され、妻籠宿と旧中山道沿いの観光資源を「売らない…

美しき城と麺グルメの街・白河の地道な努力と復興への情熱

東北新幹線で東京を出発し、福島県に入るとすぐに到着するのが新白河駅。 ここは松尾芭蕉の俳句 「西か東か 先早苗にも 風の音」 でも有名な、歌枕にもなっている「白河の関」がある東北の玄関口だ。 白河と言えば、麺グルメが外せない。 なんと白河ラーメンの店は、市内で100軒を越えているのだそうだ。 醤油味…

夜も眠らない。モスクワのパワーを感じる美しい広場のライトアップ

モスクワの中心である、赤の広場に程近い地下鉄駅「Театральная(チアトラリーナヤ)」を降りると、賑やかな人の波に驚かされる。 外はもう真っ暗で、10月と言っても肌寒いモスクワを多くの人々が行き交い、とても活気づいていた。 マルクスの像が立つ「革命広場」には光の門ができていた。アールヌーボー調…

昭和レトロと豪勢な食事が魅力。かにかまくらの城崎温泉「やなぎ荘」

外湯巡りの代表格ともいえる兵庫県の城崎温泉。 近年は海外からの観光客も多く平日でも賑やかで、外湯めぐりもいくぶん混雑を覚悟しないとならないのが温泉好きには寂しくもある。 今回は、(宿の主人曰く)充実した設備はなく建物は古い木造建築の鄙びた宿の「やなぎ荘」を紹介しよう。 温泉街のほぼ中央にある外湯「柳…