ミシュラン一つ星の寿司懐石「Hashiri」が東京・下北沢にワインと創作コースの店をオープン

グルメ激戦区と囁かれる下北に、寿司とワインをカジュアルに楽しめる店が誕生。

サンフランシスコで3年連続ミシュランを獲得した寿司懐石レストラン「Hashiri」をよりカジュアルに楽しめる「はしり 下北沢」が、下北沢reloadにオープンした。ここでは寿司や季節の素材を使った一品料理を含むプリフィックスコースとともに、専属のソムリエによるワインのペアリングを提供する。

代官山、サンフランシスコで展開する寿司処「はしり」

「はしり」は代官山に2013年に開業した会員制の寿司処。日本の食文化を世界に広めたいという想いとともに2016年にサンフランシスコへ進出し、「Hashiri San Francisco」をオープンした。

東京・豊洲から仕入れた魚を使った江戸前寿司と、日本の土壌が育む豊かな食材による懐石料理を提供し、2017年、2018年、2019年と3年連続でミシュランを獲得している。

寿司とワインのペアリングの新たな形を模索

「はしり 下北沢」ではサンフランシスコ店同様、その季節に合った食材を使い、伝統を取り入れつつ、「はしり」の先端を走っていけるような先進的なメニューを用意する。

また、今回の開業に合わせて「Hashiri San Francisco」から寿司職人とソムリエが帰国。「はしり」のコンセプトはそのままに、下北沢の街に合わせたカジュアルな空間で楽しめる寿司を中心としたコースと、120種類のワインからソムリエが提案するワインのペアリングを提供する。

四季を表現するシェフのお任せコース

季節にフォーカスした食材、演出を元に、四季を感じることが出来る食材を日本津々浦々から厳選し、季節ごとにメニューを入れ替える。11,000円(税込)。

海葡萄や鯖の炙り棒寿司などの「季節の前菜盛り合わせ」、昆布の旨味にはじまり、本日の焼き物、丼もの、本鮪尽くし、仕事物、そして甘味をコースで提供。

「うに混ぜイクラ丼」は、うにをたっぷりと酢飯に混ぜ込み、いくらを盛り付けた贅沢な一品。「本鮪尽くし」では、大とろ、中とろ、赤身、漬けの握りと、本鮪の一品料理が楽しめる。

120種400本からソムリエが選ぶワイン

同店では、クラシックなものからナチュラルワインまで、多岐に渡るラインナップを用意した本格的なセレクトワインも販売する。食事にそっと寄り添うような爽快なワイン、じっくりと向き合いたいワインなど、グラスワインからでも注文できる。オプションとして、料理に合わせたペアリングも魅力だ。

ヘッドソムリエに気軽に相談が可能で、ワインセラーからボトルの購入もできる。店舗ストック以外にも7,000本のブルゴーニュワイン、シャンパーニュ等も準備している。

また、21時からは角打ちスタイルで、ワインとアラカルトメニューも提供。バーのようなモダンな空間で、従来の寿司屋とは異なる雰囲気でカジュアルに使える。

インテリアデザインは、一般的である寿司店とは異なり、開放的な雰囲気。10席のカウンター席の天板にはワインが映える大理石を使用した。グレイッシュな素材を基調としたインテリアは、モダンなバーやレストランのような内装デザインで、寿司とワインのペアリングをカジュアルに楽しめる空間を目指した。

寿司とワインを最高のマリアージュで。デートに使いたいお店がまた一つ増えた。

はしり 下北沢
所在地:東京都世田谷区北沢3-19−20 reload 1-6
定休日:水曜、第二・第四木曜
営業時間:17:30 – 24:00 (L.O.23:30)
公式サイト:https://hashirishimokita.com/

(hachi)