誰も知らない「モンサンミッシェル」──極上の美しさは夕刻にあり

1979年にユネスコ世界遺産に登録された魅惑の孤島「モンサンミッシェル」。ここには年間300万人もの観光客・巡礼者が訪れる。 ゴシック・ロマネスク様式等が混在する修道院が小島のてっぺんにあり、その姿はまさに天空の城ラピュタ。何とも言い難い神秘的な美しさがそこにある。 世界中の人を魅了するこのモンサン…

お稲荷さんの総本宮「伏見稲荷大社」 お山を巡るひとり旅

観光客丸出しで、京都駅で伏見稲荷への行き方を駅員に尋ねる。 クラシカルな内外装を纏うJR奈良線に揺られること5分、稲荷駅で下車する。改札を出ると、すぐ目の前に朱塗りの鳥居が建っていた。伏見稲荷大社だ。 伏見稲荷大社は稲荷神社の総本社で、いわゆる東山三十六峰の最南端に位置する霊峰、稲荷山全体を神域とし…

2016年は「飛鳥II」で贅を尽くした日本一周グランドクルーズへ

日本最大のクルーズ客船「飛鳥II」が、飛鳥クルーズ就航25周年企画クルーズ第4弾として、2016年6月5日出港の「2016年日本一周グランドクルーズ」を発表した。 飛鳥クルーズとしては13年ぶりとなる日本一周をテーマにしたグランドクルーズは、全34日間でロシア・台湾を含めて日本を大きく回り、19港の…

創業200年、熱海「古屋旅館」で温泉と料理、そして「熱海芸妓」を愉しむ夜

熱海は静岡県にありながら身近な温泉地と感じるのは東京駅から新幹線で約35分で熱海駅に到着するからか。 熱海観光の賑わいも下火になった時期があるが、熱海市がテレビロケ地としてPRを重ね観光客も増加しつつあるという。過去の団体旅行による大量消費型、歓楽型観光地から脱却し、団体客を受け付けながらも個人旅行…

まるでおとぎの国・・・美しすぎるモロッコの青い街「シャウエン」

いつか夢で見た風景……そんな場所がモロッコの山奥に存在する。その街の名前は「シャウエン」。 モロッコの北部、リフ山脈の奥深くに佇む小さな小さな街で知る人ぞ知る街、と言いたいところだが、旅行マニアは勿論、最近ではテレビ等で紹介されることも多く、日本でもツアーが組まれるほど注目を浴びている場所である。 …

日本人の考える「クルーズ旅行」の実態が明らかに! 行けない理由1位は・・・

広い海の上でのびのびと寛げる非日常の旅・クルーズ旅行。食事にエンターテイメントにと、優雅な旅が醍醐味だ。 そんなクルーズについて、興味深い調査結果が発表された。 旅行情報を集めた人気サービス「Travelzoo (トラベルズー)」が、日本のトラベルズー登録読者を対象に実施したクルーズ旅行に関する意識…

にごり湯といろり料理でおもてなし「七味温泉ホテル 渓山亭」を訪ねて

長野県信州高山温泉郷のひとつ、七味温泉は静かな山間の渓谷の秘湯。湯は白濁の硫黄温泉。現在の湯宿は2軒である。 今回はそのうちの「七味温泉ホテル 渓山亭」をご紹介しよう。 渓山亭は9本もの自家源泉を持ち、湧出温度は49~64度であるため加温・加水は不要、湯量も豊富で100%源泉掛け流しの浴場を備えてい…

北陸の名湯、粟津温泉「喜多八」、そして日本で唯一車で走れる砂浜を巡る旅

北陸最古の名湯、粟津温泉。 ギネスブックにも認定された世界最古の宿「法師」を抱える温泉地で、その歴史は千三百年も昔にさかのぼる。旅館の数は13軒とこぢんまりとしているが、各旅館が自家掘りの源泉を持っている。どの宿に泊まっても贅沢な温泉を楽しめるのだ。 今回はこだわりの前庭と庭園のある「喜多八」を紹介…

日本で7軒のみ・・・「ルレ・エ・シャトー」に選ばれた長野県の宿「扉温泉 明神館」

1954年にフランスで誕生したルレ・エ・シャトーは、世界的権威を誇るホテルとレストランの会員組織。 現在、日本では15軒が加盟している。今回はそのルレ・エ・シャトーに加盟している「扉温泉 明神館」を紹介しよう。 長野自動車道松本インターチェンジから車で40分、雄大な自然の中にある「扉温泉 明神館」。…

1位は京都のステーキ屋 「外国人に人気のレストラン2015」が発表

世界最大の旅行口コミサイト・トリップアドバイザーが、 2014年4月から2015年3月の1年間に投稿された外国語の口コミ評価をもとに、「外国人に人気の日本のレストラン 2015」を発表した。 日本の食も、魅力的な観光資源として外国人旅行者に高く評価されている。あまりにも美味しい手の込んだ料理は、「文…

創業80年、おとな限定の宿「名泉鍵湯 奥津荘」

奥津渓という渓谷をご存知の読者はいるのだろうか。 企業別CM好感度で1位に輝いたauのテレビCM「あたらしい英雄」シリーズ。それに対抗したソフトバンクが同シリーズにかぶるかのような桃太郎を起用したCMが公開された。 そのCMで桃太郎がドンブラコと流されていく川のある渓谷が奥津渓である。テレビを見ない…

今、最も注目されているリゾート地「ダナン」その魅力

今注目されているリゾート地、ベトナムのダナン。 成田空港から約5時間半で到着するダナンは、ハノイとホーチミンのちょうど中間に位置している。ベトナムのリゾート地と言えばニャチンやフーコック島が有名だが、ここダナンも負けてはいない。 日本ではまだあまり知られていない都市だが、新しいリゾート地として世界中…

特別な夏の思い出に── 伊東温泉「按針祭 海の花火大会」が素晴らしい

都心から身近な温泉地といえば、まず思い浮かぶのは熱海や箱根だろうか。 そこからほど近い伊豆半島の付け根にある伊東温泉は、動力湧出では別府、湯布院に次ぎ全国第3位の湯量(日本温泉協会発行「温泉」第70巻 2000年度調査)を誇る全国有数の湯の街だ。 しかし、温泉だけが魅力ではない。伊東温泉では今年7月…

夏だから温泉という選択を 「夏でも楽しめる温泉」5選

夏のレジャー、旅行先を考えている人も多いだろう。そこで、夏こそ温泉という選択肢を提案したい。 厳選した旅・食・遊情報を提供するオンラインメディア「Travelzoo (トラベルズー)」 が、夏休みの旅行の計画を始めるシーズンに先駆け、お得な旅情報に精通した温泉ソムリエが選んだ「夏でも楽しめる温泉5選…

奥吉野の最終地「上湯温泉 神湯荘」訪問記

日本で一番面積の大きい村として知られている十津川村。その面積は672平方メートル。こう書くと分かりづらいが、東京23区よりも大きいといえばその広さが想像できるだろう。長さ297mにもある「谷瀬の吊り橋」でも知られている。 十津川村は奈良県最南端、和歌山県との県境に位置する。 電車が通っていないため、…

京の奥座敷「貴船」──夏の風物詩、川床を愉しむ

関東では耳馴染みがないかもしれないが、初夏から夏の間「納涼床」という川の上にお座敷が作られ、涼をとりながら食事を楽しめる場所が京都にはいくつかある。 開放感とアクセスの良さでは「鴨川納涼床」、他には、京都市内より気温が低く清滝川に貼り出すように床が作られ、時期がよければ源氏ホタルも見られる「高雄の川…