5月8日(月)、新型コロナが感染症法の位置づけで5種へ移行された。世界的な物価高や情勢不安などはあるものの、今年こそは海外旅行を本格的に検討する人が増える見込みだ。
現地体験型アクティビティ専門予約サイト「ベルトラ」を運営するベルトラ社が、今年の夏シーズンにおける人気の渡航先や海外現地ツアー、体験アクティビティの予約動向を5月10日(水)に調査。*
本記事では同調査からわかった、今、人気を集めているスポットや体験の傾向を紹介したい。
この夏、人気の海外旅行先はやっぱりハワイ!
2023年夏の海外渡航先予約数をランキング付けすると、リピーターにも人気のハワイ・オアフ島やフランス・パリが上位に。2019年の順位と比較しても、これらのスポットのファンが根強い人気を支えていることが伺えた。
また、注目すべきは、グレートバリアリーフで有名なオーストラリア・ケアンズや、グランドキャニオン国立公園へのツアーがあるアメリカ・ラスベガスなど、大自然を体感できるエリアの予約数が2019年と比べて大きく順位を上げていることだ。
長く続いたマスク生活の閉塞感から開放され、休暇を思い切り楽しみたいという気持ちがあらわれているのが伺える。
また、モン・サン・ミッシェルやグランドキャニオンをはじめとして、世界遺産に指定されているような場所を訪れるツアーも、予約数ランキングの上位を占めている。
さらに大自然を体感できる現地ツアーやアクティビティも人気。「渡航先からできることを副次的に選ぶ」という従来の旅の形から、今年は「旅先での体験を重視して旅行を計画する」といった目的志向型へと旅のスタイルが変化しているようだ。
旅行費用は大幅UP!海外に行くのは経済的に余裕のある層
2019年同期と比較すると、1予約あたりの顧客単価がハワイは+181%、ヨーロッパで+207%、全体では+211%とおよそ倍に。大きな要因は、昨今の円安に加え、現地物価の上昇などの影響が挙げられるだろう。
つまり、現時点で海外旅行を予約しているのは、価格の上昇にもかかわらず海外に渡航でき、旅先での体験を重視できるだけの経済的に余裕がある層だということ。
業界を盛り上げ、さらに魅力的な旅行商品の誕生を後押しするためにも、時間と財布に余裕がある男性は、今年は海外への旅を検討してみるのもよさそうだ。
ベルトラ:https://www.veltra.com/jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000053963.html
(IKKI)
* 調査対象:2023年6月1日~8月31日に参加予定の、ベルトラで予約された海外現地アクティビティ