発祥600年を迎えた福岡・八女茶。その最上級玉露と深蒸し茶のボトリングティー2品が登場

静岡県藤枝市に本拠を置く丸七製茶は、八女茶ボトリングティー2品を、2月6日(火)~2月8日(木)まで東京ビッグサイトにて開催されたグルメダイニングショーにて発表。

同商品は2月9日(金)より、丸七製茶直営・ななや各店およびネットショップにて販売を開始した。

八女茶の深蒸し・玉露を用いたボトリングティー

室町時代に遡ること1423年、黒木町笠原に中国から帰国した周瑞禅師が、茶の実と製茶法を庄屋松尾太郎五郎久家氏に授けた。この年が「福岡の八女茶」の生産が始まった年とされ、約600年の歴史を有することになる。

八女茶は玉露を筆頭に、日本の銘茶産地の中でも高級茶産地として名高い。全国茶品評会において高級茶の代名詞である玉露の上位入賞の大半を独占し、優秀な成績を毎年収めている。そうした銘茶産地の中から、今回2つのボトリングティーが作られた。

ボトリングティーを手掛けるのは、大量生産では不可能な日本茶の上質な香味を商品化するCRAFT BREW TEA STUDIO。最適な淹れ方で作ったお茶を、グラスに注ぐだけでベストな状態で多くのユーザーに楽しんでもらえないかと模索し続けてきた丸七製茶が、その構想を実現させるため、最高品質の茶葉の香味をイメージ通りの味わいでボトルに閉じ込め、いつでも極上の味わいを楽しんでもらうために設けた工房だ。

ボトリングティーの原料となる茶葉は、日本茶鑑定士である同社代表の鈴木成彦氏が、原料茶葉の買付けを行い、その中から最適な原料を選定する。その茶葉を父子相伝の選別仕上げ加工を行ない、独自の改良を積み重ねた茶専用抽出機による特殊製法により、香味を引き出し、旨味・酸味・渋味・苦味を革新的な職人感覚で整えて商品化する。

それでは、このような工程を経て生まれた、新しい2本のボトリングティーを紹介しよう。

「IMPERIAL EDITION YAME 」福岡/八女中央大茶園

天皇杯を受賞した茶園が、八女茶600周年を記念する昨年に収穫した「やぶきた」種の深蒸し茶から造った「IMPERIAL EDITION YAME」。玉露のように被覆栽培した旨味、甘みとともに深蒸し茶特有の円やかな味わいがバランス良く感じられる最上級の味わいが楽しめる。同製品は、720ml・木箱入りで5,400円(税込)となる。

「YAME-GYOKURO」伝統本玉露 福岡/八女 星野村玉露

八女茶の玉露は伝統的な栽培方法で作られ、収穫前3週間以上の期間太陽の光を遮り栽培することで特有の色・味・香りを生み出す。伝統本玉露はその中でも、特に伝統的な被覆方法を維持し栽培する。その茶葉を使用する「YAME-GYOKURO」は、本玉露特有の香り・濃厚な旨味・ほのかな渋味を、心ゆくまで楽しめる。同製品は、720ml・3,240円(税込)となる。

ペットボトルの日本茶に、いま一つ満足感を得られないお茶好きの人は多いのでは。急須などの伝統的な茶器でも不可能な味を引き出すというCRAFT BREW TEA STUDIOのボトリングティーは、まさに究極のお茶だ。そのままお茶の滋味を味わうのも良し、ティーペアリングとして料理やスイーツとのマリアージュを楽しむのもよいだろう。

八女茶ボトリングティー IMPERIAL EDITION YAME・YAME-GYOKURO
公式販売サイト:https://marushichi-tac.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000054708.html

(高野晃彰)