一杯数万円超え!?東京・大阪で高級らーめんプロジェクト「Non-Fungible Ramen」がスタート

東京・大阪で「ふく流らーめん轍(わだち)」を経営する「ふく流JAPAN」が、11年から「Non-Fungible Ramen」と冠した究極の高級らーめんを提供するプロジェクトをスタートさせる。

一生で、ここでしか食べることができない12杯。らーめん好きならば一度は味わいたい“究極のらーめん”の登場だ。

高級らーめんプロジェクト「Non-Fungible Ramen」発足

2014年より東京と大阪で展開中の「ふく流らーめん轍」。

素材の良さを引き出し調和させる技術や、エスプーマなどの新しい調理法、それぞれのらーめんに合わせた自家製麺と、旨さへのこだわりが人気を呼び、今や多くの人々から支持を集めるらーめん店だ。

通常メニューへのこだわりはもちろん、店主の福山氏は創作らーめんにも意欲的で、フレンチや懐石などさまざまな技法を応用し、その月限定の新作を毎月創作している。

一方で、メニューによっては原価や仕入れの壁に阻まれ、一般提供に至らないものもある。そうした創作らーめんはこれまで、ごく一部の知人などを対象とした試食会で楽しむにとどまっていた。

今回、「ふく流JAPAN」ではその原価や仕入れの壁にとらわれず、全力で“味”を追求した理想のらーめんを世に送り出すために「Non-Fungible Ramen」プロジェクトを発足。店主がこれまで取り組んできた創作らーめんの中でも、この世に二つとない、一生でここでしか食べられないような12杯をピックアップして、店で提供することを決定した。

東京・大阪の各店で、隔月で高級らーめんを提供

プロジェクトによるらーめんは、東京と大阪の各店にて、隔月で1品ずつ提供される予定。

釧路直送の鮭、イクラ、ウニのクリーミーな冷製麺 漬け鮭児

釧路直送の鮭、イクラ、ウニのクリーミーな冷製麺 漬け鮭児

東京では、11月に「釧路直送の鮭、イクラ、ウニのクリーミーな冷製麺 漬け鮭児」、1月に「炙り白子の混ぜそば たっぷりの生白子と黒耀キャビア」、3月に「間人蟹の白みそ拉麺 大判チャーシューに蟹味噌とモッツァレラチーズ重ね」、5月に「岡崎おうはんを使った鶏拉麺 黄金鶏油と濃厚な清湯のスープ」、7月に「ふく流徳島拉麺 特産松阪牛のロース」、9月に「フカヒレ拉麺 山形豚のとろとろ角煮チャーシュー 庄内熟成ハム“ノービレ”のスープ」を提供。

大阪では、12月に「キンキと金目鯛の凝縮白湯拉麺 本鮪大トロの藁焼きレアチャーシュー “海のフォアグラ”カワハギ肝のタレ」、2月に「トラフグの和出汁拉麺 塩にんにくダレのてっさ盛り」、4月に「ハンガリー産フォアグラ・ド・カナールと京都合鴨の混ぜそば」、6月に「十勝マンガリッツァの透明な豚骨拉麺 黒豚とTOKYO-Xの二種焼き豚」、8月に「山陰ジビエ・鹿拉麺 自家燻製した骨のスープ」、10月に「紀伊国産 走り伊勢海老の拉麺 香りたつスープに海老味噌のエスプーマ」を提供する。

NFTでイベント体験に新たな価値を

今回のらーめんの価格は、一杯数万円を超える。そんならーめんを提供するにあたって、人生におけるイベントとして価値が高まるよう、同社では参加チケットまたは参加証明書としてNFTを発行する。

また、プロジェクトの一環として、高級らーめんの提供とは別に「各店で1年間使用できるトッピング・サイドメニュー無料チケット」をNFTとして販売。それぞれのNFTにはアニメ画像がメタデータとして添付されており、先ほどのものと同じくPFP*などに使用できる。

どのトッピングが無料になるかはランダム抽選で決まる形だが、低確率で「高級らーめんシリーズ」のチケットも排出される予定だ。

一生でここしか食べられないラーメンだけに、ラーメンマニアの注目度は高そうだ。

「ふく流らーめん轍」公式WEBページ:https://wadachi-hukuryu.com

(IKKI)

* プロフィール画像のこと