離れた場所にいても飲み会ができる「たくのむ」登場

新型コロナウィルス感染拡大によって、飲食店に行くのを控えたり、人と集まったりすることも自粛するムードが広まっている。

ロックダウンが進んでいる欧米のニュースを見ると、都市封鎖の最大の敵は「孤独」だそうだ。日本でも緊急事態宣言が出される今、家で「孤独」に陥らない方法を見つけておきたい。

1010株式会社がリリースしたオンライン飲み会ツール『たくのむ』は、孤独から救ってくれる助けになりそうだ。

現在新型コロナウイルスの蔓延により外出自粛が求められ、好きな人と時間を共有することもなかなか困難になってきている。自宅にずっと一人でこもっていると、誰でも気が滅入ってくるもの。そこで、家にいても好きな人と楽しく話してほっと元気になれるようにと、オンライン飲み会ツール「たくのむ」がリリースされた。

「たくのむ」を使えば、URLにアクセスするだけで自動的にビデオ通話が開始できる。

また、他のビデオ通話ツールと異なり、飲み会開催に最適化した機能の準備も予定されている。

たくのむ機能(実装予定を含む)

・URLにアクセスするだけで自動的に無料でビデオ通話開始(ログイン不要)

・出前を注文できる機能(近日中に実装予定)

・飲み会の終了時間を設定できるタイマー機能(近日中に実装予定)

・飲み会中に自動で撮影された写真を閲覧できるアルバム機能(近日中に実装予定)

「近日中に実装予定」が並んでいることから、緊急にリリースされたことがうかがえる。そのあたりの想いを、開発者の言葉でご紹介しよう。

このタイミングでのリリースを決意した大きなきっかけは、やはり新型コロナウイルスの蔓延により外出したり人に会ったりするのがしにくくなったためです。私も予定していた職場での送別会も、友人との飲み会もなくなりました。私は東京と地元を往復するような生活をしていますが、地元への帰省もキャンセルし家族にも会えていません。万が一、コロナウイルスに無自覚で罹っており年のいった祖母や父母に移してしまうのが心配でした。

だから、オンラインで気軽に飲み会できる環境を作り、制約に左右されず会いたい人に会えるようにしたかったです。

それが今回のリリースに込めた想いです。

「近日中に実装予定」となっている「出前を注文できる機能」に関しては、デリバリーサービス各社と連携を取りながら、地域の飲食店の料理が自宅にうまく運ばれていく仕組みを作ろうと考えているとのこと。外食も自粛傾向にある昨今、この機能によって家にいながら楽しく飲み食いしつつ、地域の飲食店の売り上げにも貢献できるようになりそうだ。今のような厳しい時勢であっても、仕組みの創出によって経済が少しでも回り、少しでも人が街が元気になるきっかけ作りになりたいと考えているとのこと。

なるべく人に会わないことが推奨される今だからこそ、外出しなくても好きな人とコミュニケーションが取れるサービスはありがたい存在だ。

たくのむ:https://tacnom.com/

1010株式会社:https://storys.jp/corporate

(冨田格)