古来より愛されるしだれ梅の名木が咲き乱れる!鈴鹿の森庭園の梅が3月中旬から見頃に。ライトアップも開催

赤塚植物園は、しだれ梅の研究栽培農園である「鈴鹿の森庭園」の一般公開を2月15日(土)より開始し、夜間ライトアップを2月28日(金)から実施中だ。

そんな同園を代表するしだれ梅の品種「呉服しだれ」が、3月中旬から見頃を迎える。今後の気温や天候によっては、見頃の時期に変化が生じる場合もあるのでSNSで開花状況を確認して出かけよう。

 

貴重な古木、天の龍・地の龍や夜間ライトアップが人気

「鈴鹿の森庭園」は、古来より脈々と伝承されるしだれ梅の剪定技術である仕立て技術の存続と継承を目的とする研究栽培農園で、八重咲きの代表的品種である「呉服(くれは)しだれ」を中心に、日本中から集められた約200本の梅の名木を楽しむことができる。

中でも「呉服しだれ」の天の龍・地の龍は、高さ約7m・樹齢100年以上の日本最古と考えられる古木で、匠の技をもつ職人により丁寧に剪定されてきた貴重な名木だ。

毎年、早春になると「鈴鹿の森庭園」では、しだれ梅の名木たちが桃色の大輪の花を咲かせる。その大きく艶やかに“枝垂れる姿”は、観る者を圧倒する美しさだ。

同園では、昼間の観梅だけでなく、見頃の時期には夜間ライトアップも行う。黄昏の山の稜線を借景に、あるいは漆黒の闇に包まれてシャンデリアのように照らし出されるしだれ梅の幽玄な世界は、同園でしか体験できない絶景として人気が高い。

見頃後半はピンクの絨毯、職人による剪定実演を実施

「鈴鹿の森庭園」では、今年の「呉服しだれ」の見頃を3月中旬と予想。但し、花びらが散り始めて以降も、ピンクの絨毯のように花びらが積もる姿が楽しめるなど見頃が続くという。

さらに見頃の終盤には、職人によるガイド付きの実演が予定され、剪定作業の匠の技を間近に見ることができる。

今年の公開は、見頃が終わる3月下旬に終了予定だが、公開期間中は無休で開園。開花状況は、毎日Instagram・Xで案内するので参考にしよう。

またInstagramでは、今年が7回目となるフォトコンテストを実施。毎年素晴らしい作品が披露されるので、写真のセンスに自信があるという人はチャレンジしてみてはいかがだろう。

2022年フォトコンテスト入賞作品 @kanarintan様

2022年フォトコンテスト入賞作品 @kanarintan様

今年は、チケット売り場で並ばずに入園できるWEBチケットを、グッドフェローズJTBによる発券システムWebketにて販売する。WEBで前もってチケットを購入すれば、入園がより便利になるのがうれしい。

現在では春を彩る花といえば桜だが、平安以前は梅こそが花の象徴だった。そんな歴史をもつ梅の古木を日本の匠の技で伝える「鈴鹿の森庭園」で、雄大な鈴鹿山脈を借景に早春の日本の美を堪能しよう。

研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」一般公開
所在地:三重県鈴鹿市山本町151-2
開園日:2月15日(土)~ 3月下旬予定
定休日:公開期間中は無休
開園時間:9時~20時30分(見頃時期のライトアップ実施日)※ライトアップを行わない日は16時で終了
入園料:700円~1,800円 ※開花状況によって変動
公式サイト:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/
WEBチケットサイト:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/webticket.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000075226.html

(高野晃彰)