限定300本!陰陽道の“旧暦”に着目した日本酒「五芒星」

福井県で地元の原料にこだわった酒造りに挑戦する小浜酒造。

同蔵が、陰陽道の“旧暦”に基づいた日本酒「五芒星(ごぼうせい)」を300本限定で製造。4月5日(火)より、東京では港区の長野屋、中野区の柴田屋など一部販売店、大阪では阪神百貨店で販売。そして4月11日(月)よりオンラインにて販売を開始する。

“旧暦”に着目した日本酒「五芒星」

「五芒星」は、かつて酒の醸造や農作物の栽培に活用されていた、月の満ち欠けに基づいた陰陽道の暦(旧暦)に着目した日本酒だ。

かつて酒造りは、醸造開始日、酒母米の初蒸し日、初添え、仲添え留添え、上槽、火入れ、瓶詰めなど、醸造の全工程において暦上の吉日を重視してきた。今では分析機器で計測したデータを元に温度管理しながら醸造工程を管理するが、同蔵は改めて、旧暦に込められた意味と、ベテラン杜氏の知見、発展した酒造技術を最大限に活用した日本酒造りにチャレンジ。これにより、自然酵母の力を目一杯引き出した新しい日本酒を完成させた。

五芒星(720ml)¥15,000/原材料:米、米麹(ともに国産)/アルコール度数:16度

同蔵は、他の蔵に比べて比較的小さなタンクで日本酒を製造している。また五芒星の原料米である山田錦は、地元農家に依頼して土壌改良した専用の圃場で栽培したものだ。

この限られた一反分の山田錦を、さらに大吟醸規格である50%に精米し選別してから小さなタンクで造るので、通常商品に比べて極めて少量しか生産できない。これこそが本数を限定している理由だ。

神社への訪問が、「五芒星」製造のきっかけに

「五芒星」の製造は、同蔵から見て川の上流にある土御門本庁の宮司が地酒「わかさ」を購入していると聞き、同蔵関係者がお礼を兼ねて会いに行ったことがきっかけだという。

その際、月の満ち欠けと農作物の関係や、暦上で「始まり」「休息」「終わり」といった意味を持つ日付があることを知り、現在の醸造管理スケジュールに反映させた。

現代の酒造技術と先人の知見が詰まった日本酒を楽しんでみては。

小浜酒造:https://obamasake.myshopify.com/

(IKKI)