「世界のベストバー50」日本最高位のSG Groupが手掛けるカクテルバー「El Lequio(エルレキオ)」が、那覇にグランドオープンした。東京・上海中心に展開するSG Group の8店舗目、初の沖縄出店だ。
“沖縄と南米の繋がり”がテーマ
店名の「El Lequio」とは、スペイン語で“The 琉球”の意味。大航海時代に到来したスペイン人とポルトガル人が琉球を“レキオ”と呼んだことに由来する。
また、沖縄は南米への移民を多く輩出してきたことでも知られており、このような背景から生まれたEl Lequioは“沖縄と南米の繋がり”をテーマとして、2つの文化の要素を随所で感じることのできるカクテルバーだ。
El Lequioの象徴、ピンク色の鯨の絵画が出迎え
入口でゲストを迎えるピンク色の鯨の絵画は、沖縄と南米を回遊する巨大な鯨の物語を描いたもので、El Lequioの象徴。ここから中へ進むと、小さな間口からは想像のつかない約15mのロングバーが目の前に拡がる。
この場所で33年間続いた老舗バー、Bourbon Clubの風情を活かしつつ、ステンドグラスで生まれ変わった約15mのロングカウンターは圧巻だ。棚ごとにRon(ラム)、Agave(テキーラ、メスカル)、Ginebra(ジン)など、スペイン語で分類されたバックバーには数百種のボトルが並ぶ。
パナマ帽のギャラリーと赤いシートを基調としたラウンジ
もう一つの特徴はアート。背後のスタンディングバーには沖縄伝統の染色技法による、龍やヤンバルクイナの鮮やかな紅型(びんがた)が並ぶとともに、ラテンらしさ溢れるパナマ帽のギャラリーを併設。
帽子は人気テーラーThe Fat HatterにオーダーしたEl Lequioオリジナルで、実際に購入することもできる。
奥は一転してムードが変わり、アルゼンチンタンゴを思わせる赤を基調としたシートが印象的なラウンジ。
ここには「ゲストバー」という、ゲスト自身でドリンクを作ってもてなすことができるという、遊び心あるカウンターを設置。作家に特注した可愛らしいシーサーとともに、今後はラテンアメリカ系のアートも増やしていく予定だ。
カクテルメニューは3部構成
沖縄と南米が入り混じった不思議な空間で楽しめるカクテルメニューは3部構成。
「Ryukyu-Inspired」は沖縄の素材を使ったクラシックツイストで、「Nikkei Latino」はラテンアメリカ発祥のカクテルを沖縄流にアレンジしたシリーズ。「From Our Sisters」は、SG Group東京・上海各店舗のシグネチャーを集めたもので、全店舗のカクテルを楽しめるのはここ「El Lequio」だけ。
沖縄で、珠玉のカクテルメニューを楽しんでみては。
El Lequio
所在地:沖縄県那覇市安里1-3-3 安里家ビル 1FB
Instagram:https://www.instagram.com/el_lequio_okinawa/
Facebook:https://www.facebook.com/el.lequio.okinawa
(MOCA.O)
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