ブルガリが、また一つ歴史に名を残す快挙を達成した。
ジュネーブ ウォッチ グランプリ 2021(GPHG)が11月4日、スイスのジュネーブで開催。ブルガリはエントリーした4点のウォッチすべてが審査員によってファイナリストとしてノミネートされ、内「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」 が最も名誉ある大賞「AIGUILLE D’OR (金の針賞)」を受賞した。
この受賞は2014年に始まり、極限の薄さを追求してきたブルガリの壮大な物語を称えるものでもある。
■全カテゴリーの中で最も優れた時計に贈られる賞
「AIGUILLE D’OR (金の針賞)」は、全カテゴリーの中で最も優れた時計に贈られる「ベスト・イン・ショー(大賞)」であり、時計産業における最も権威ある賞とされている。
2014年以来、極薄・超複雑機構ウォッチの世界記録を7年に渡り途切れることなく塗り替えてきた「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」 が、近年のウォッチメイキング界を再構築してきたことを物語っている。
オクト フィニッシモラインは、革新的かつコンテンポラリーなアプローチを徹底することで、格調高く伝統的な時計の複雑機構の再解釈が可能であることを示し、従来のコードを大きく打ち破ったのだ。
■ブルガリが丁寧に積み重ねてきた技術と探究心の結晶
ブルガリは、極薄の追及という一つの方向性を持ちながらも、最も複雑で最高のウォッチメイキングの全工程を見直してきた。このアプローチはウォッチメイキングの仕組みに関するルールを全面的に書き換え、また、ブルガリとチームがコンセプトの再構築と革新的で技術的なソリューションを見いだす後押しとなった。
さらに、このジャンルを根本的に刷新したことで、他の高級腕時計ブランドもこれに追随する。「オクト フィニッシモ」コレクションの広がりは、ブルガリがひとつひとつ丁寧に積み重ねてきた技術と探究心がかたちとなったものであり、ウォッチメイキング界でその存在感を確実なものにしたのである。
■時計業界唯一のCEO・ジャン-クリストフ・ババン氏
ブルガリ グループCEOのジャン-クリストフ・ババンは、「この名誉ある賞は、高級時計の基本を再定義するためにブルガリが行ってきた『軽薄短小化の芸術』に対する徹底した取り組みを称えたものです。ブルガリの大胆で挑戦的かつ革新的という精神が、ついに評価されました」とコメント。
ジャン-クリストフ・ババンは、2012年にタグ・ホイヤーの「マイクロガーダー」で、そして今年は「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」 で、2つの企業で2つのAiguilles d’Orを受賞した時計業界唯一のCEO。
このユニークな功績は、彼が常に革新と新しい挑戦に取り組んでいることを示しているだろう。
ブルガリが時計に込めた技術と探究心、自分の腕に着け感じてみたいものだ。
ブルガリ ジャパン
https://www.bulgari.com/ja-jp/
(suzuki)