野田秀樹の衝撃的な代表作『THE BEE』9年ぶりに新キャストで上演決定

キャストの顔ぶれを見るだけでも心躍る芝居。

■10秒に一度、何かが起こる、ユーモアと戦慄の75分

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に触発された野田秀樹が、筒井康隆の小説『毟りあい』を題材に、ロンドンで現地演劇人とワークショップを積み重ね、書き下ろした英語戯曲『THE BEE』。

初演は2006年のロンドン。2007年には東京で日本語版が初演され、以降NY、香港、エルサレム、パリなど10カ国14都市で上演、各地で称賛されてきた。野田秀樹の代表作にして最大の衝撃作『THE BEE』が、2021年秋、新キャストを迎えて新たに生まれ変わる。

新キャストに名を連ねるのは、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英。いずれ劣らぬ実力派4人が集結。これまで『THE BEE』全公演に出演してきた野田は、今回初めて演出に専念する。

9.11 に象徴される“報復=暴力の連鎖”は、いつの時代/如何なる国や地域でも絶えず蔓延り、繰り返され、今日も止む気配はない。そこに『THE BEE』が世界の観客から支持された理由がある。

<STORY>

家路を急ぐ平凡なサラリーマン[井戸]が我が家の前で遭遇したのは警察とマスコミの喧騒だった。脱獄囚[小古呂]が井戸の妻子を人質にとり、井戸宅に立てこもっていたのだ。[井戸]は妻子を救出しようと、どこか頼りない警察と共に行動を起こすが、事態は思わぬ展開へ…。

東京と大阪での公演が決定している話題作。芸術の秋に観賞したい一本だ。

NODA・MAP番外公演『THE BEE』

演出:野田秀樹
原作:筒井康隆 ~「毟りあい」(新潮社)より~
共同脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン
出演:阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英

東京公演

日程:11月1日(月)-12月12日(日)
会場:東京芸術劇場シアターイースト
※10/24(日)チケット一般発売

大阪公演

日程:12月16日(木)-12月26日(日)
会場:ナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)
※12/5(日)チケット一般発売

NODA・MAP公式ホームページ:https://www.nodamap.com/

(冨田格)