ヒットメーカー加藤和彦さんの世界に触れる!映画『トノバン ~音楽家 加藤和彦とその時代~』来年公開決定

「トノバン」の愛称で親しまれた音楽家・加藤和彦さん。彼の軌跡を追う初のドキュメンタリー映画『トノバン ~音楽家 加藤和彦とその時代~』の全国劇場公開が決定した。

また、一般からの応援を募るクラウドファンディングも8月27日(日)まで実施中。ファンにとっては貴重な体験をリターンとして用意する。

長年にわたり日本の音楽史に様々な影響を与えた音楽家

加藤和彦さんは、1960年代にともに音楽活動をするメンバーを募集した。その際に北山修さん・井村幹夫さん・芦田雅喜さん・平沼義男さんとめぐり会い「世界中の民謡を紹介する」というコンセプトのザ・フォーク・クルセダーズを結成した。

彼らの代表作「帰ってきたヨッパライ」は、オリコンで史上初のミリオンヒットになり、当時の日本のバンドによるシングル売り上げ1位となる快挙を記録。ザ・フォーク・クルセダーズは一躍時の人になった。その後も「悲しくてやりきれない」などヒット曲をリリースし、日本の大衆音楽への新たな方向性を切り開いた。

さらに加藤さんは、1970年代にサディスティック・ミカ・バンドを結成。イギリス・アメリカでアルバムを発売し、イギリスでツアーを行うなどの活動を経て、1975年には解散するも、その後もゲストボーカリストを迎えて3回の再結成を行った。

来年上映するドキュメンタリー映画は、日本の音楽史に残る金字塔となる数々の楽曲を輩出したヒットメーカー、「トノバン」の軌跡を追ったものだ。

ザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話から、サディスティック・ミカ・バンドの結成。そして、ヨーロッパ3部作「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」を中心に、加藤さんにまつわるアーティスト・音楽関係者などからの証言を通し、時代を先取りした「トノバン」の革新性やその確かな音楽性を明らかにしていく。

ミカ・バンドのBOXセットが限定リリース

映画の上演に先立ち、第1期サディスティック・ミカ・バンドの作品群にスポットライトを当て、最新リマスターが施されたアナログ・リイシュー企画『1973-1976 LP BOX[完全生産限定盤][4LP+1EP+写真集]』がリリースされた。

貴重な体験をリターンするクラウドファンディングも実施中

現在、一般からの応援を募るクラウドファンディングを、8月27日(日)まで実施中だ。リターンは作品のエンディングテーマで、加藤さんの代表曲でもある「あの素晴しい愛をもう一度」の新録にコーラスで出演できる権利や、エンドロールに名前を載せることができるプランなど。ファンにとっては嬉しく、貴重な体験となるだろう。

リアルタイムで加藤さんのファンだった人はもちろんのこと、加藤さんを知らない世代も、このドキュメンタリー映画で、日本の音楽史に残る名曲を残した「トノバン」の世界に触れてみてはいかがだろう。

トノバン ~音楽家 加藤和彦とその時代~
出演:加藤和彦・きたやまおさむ・松山猛・朝妻一郎・新田和長・つのだ☆ひろ・高橋幸宏・高中正義・泉谷しげる・坂崎幸之助 ほか ※順不同、敬称略、予定
1973-1976 LP BOX情報サイト:https://store.universal-music.co.jp/artist/sadistic-mika-band/
クラウドファンディングプロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/KatoKazuhiko-movie

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000086015.html

(高野晃彰)