フランスの酒類コンクールで4部門同時受賞!カンボジアで造るスピリッツ「ソラクメール」とは

カンボジアの「KUMER JYORYU(クマエ蒸留)」の「ソラクメール」シリーズが、フランスで開催された「Kura Master 本格焼酎・泡盛コンクール2023」で、4部門を同時に受賞した。

米部門でプラチナ賞を受賞した「ソラクメール・ジャスミンライススピリッツ」など、4種類のスピリッツを紹介しよう。

ソラクメール・ジャスミンライススピリッツ

ソラクメール・ジャスミンライススピリッツ

日本とカンボジアの友好の証しによって誕生した高級酒

「ソラクメール」は、メコン川流域の肥沃な大地で農薬や化学肥料を一切使わない自然の農法で栽培された穀物や果実を使い、高級酒造りを行っている。

開発製造を行う「KUMER JYORYU」は、PKOで不発弾処理の任務についた高山良二氏が、自衛隊定年退官後に再びカンボジアに赴き、現地の復興のために立ち上げた組織をルーツとするカンボジアの企業だ。

“世界の頂点を獲れるようなお酒”であれば、カンボジアの人たちの自信になり、経済も回り出す。そんな思いから、高山氏がカンボジアの人たちと17年もの悪戦苦闘の上、愛媛県の「桜うずまき酒造」会長による黒麹の提供などの協力なども得て、ついに極上のお酒として完成したのが「ソラクメール」だ。

4部門同時に受賞した、4種類の高級スピリッツ

世界最高のジャスミン米と日本の黒麹を使用

米部門でプラチナ賞を受賞したのが、「ソラクメール・ジャスミンライススピリッツ」だ。

同商品には、世界一の品質であることが認められたカンボジアのジャスミン米を、近年高級日本酒造りでも注目されている、天日干しで乾燥させたものを主原料としている。

そして、「桜うづまき酒造」から提供を受けた黒麹を用いて、カンボジアの風土に合わせて独自の発酵・蒸留・熟成工程を経て、丁寧に造りあげたジャスミン米のスピリッツだ。アルコール分は40度。

完熟バナナの濃厚な甘さと香りが魅力

「ソラクメール・完熟バナナスピリッツ」は、バラエティー部門でプラチナ賞を受賞した。

同商品は、ジャスミンライススピリッツに、新鮮な完熟バナナを漬け込み、濾過して日本の酒税法の規定に収まるようエキス割合を調整したお酒だ。

青いものを輸入し、国内で追熟したバナナとは違う、圧倒的な甘さと香りと色あいが楽しめる。アルコール分は40度。

キャッサバから造ったスピリッツ

「ソラクメール・キャッサバスピリッツ(白)」は、プレステージ・コウジ・スピリッツ部門において、プラチナ賞を受賞した。

メコン川流域の肥沃な大地が可能にした良質のキャッサバを「桜うづまき酒造」提供の黒麹で醸し、単式直火釜蒸留・無濾過で造り上げたカンボジアならではのスピリッツだ。キャッサバはタピオカの原料としても知られる根菜で、天然の甘味種を農薬や化学肥料を一切使わずに栽培したものを原料としている。

力強い香味は、ロックで楽しむほか、炭酸で割ったり、ライムを搾ったりしても美味しく飲める。

糖度15度以上の完熟マンゴーを使用

バラエティー部門で金賞を受賞した「ソラクメール・完熟マンゴーリキュール」は、ジャスミンライススピリッツに、新鮮な完熟マンゴーを漬け込んだもの。

糖度15度以上の上質な完熟マンゴーのみを選りすぐって原材料とした、贅沢なスピリッツだ。アルコール分は18度。

いずれの酒も、日本総代理店を務める「IMARI」のECサイトにて先行販売準備中だ。また、東京、大阪、福岡のオーセンティックバーから提供を開始する。

日本とカンボジアによる、唯一無二のスピリッツを味わってみよう。

「IMARI」ECサイト:https://sorakhmer.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000092772.html

(田原昌)