祈りの聖地「黄檗宗大本山 萬福寺」と銀座「FARO(ファロ)」による、オリエンタルヴィーガンコース

東京・銀座にあるイノベーティブイタリアンレストラン「FARO(ファロ)」は、10月1日(土)~10月29日(土)の期間、「黄檗宗大本山 萬福寺(おうばくしゅうだいほんざん まんぷくじ)」とのコラボレーションによる、期間限定オリエンタルヴィーガンコースを販売する。

精進料理から作り出すコラボレーションメニュー

京都・宇治市の黄檗駅から徒歩5分、開祖「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」により寛文元年(1661年)に開創された萬福寺は、建創当初からの中国明朝様式の雄姿を誇り、整然とたたずんでいる。

中国から伝わり、大切に継承し続けている教えのひとつでもある精進料理“普茶料理(ふちゃりょうり)”には、“普く(あまねく)大衆と茶を供にする”という想いが込められている。

今回、萬福寺を訪ね、そのルーツと食文化、人の温かさに深く感銘を受けたというエグゼクティブシェフ能田氏をはじめとするシェフやソムリエが、「FARO」のクリエイションでこれをどのように表現するのか、この機会に体感してみよう。

サステナブルな食文化“普茶料理”

普茶料理は、中国文化の香りと日本の山野に生まれた自然の産物が融合した、「すべての衆が佛恩に応え報いるための料理」。

席には上下の隔たりもなく、一卓に4人が座して和気あいあいのうちに料理を残さず食する普茶の作法は、料理の配膳に関わる人たちの手間暇にも配慮した、現代社会に伝えたいサスティナブルな食文化といえる。

京都 宇治の地で禅・中国文化を伝える萬福寺

黄檗宗大本山である萬福寺は、中国福建省出身の僧・隠元隆琦禅師(1592‐1673)によって開創。承応3年(1654年)、63歳の時に来朝した隠元禅師は、龍渓禅師や後水尾法皇、そして第4代将軍・徳川家綱の崇敬を得て、黄檗山 萬福寺を開創。

萬福寺は、美しい中国風の建築様式が特徴。日本では唯一最大のチーク材を使った本堂である大雄寶殿や法堂、開山堂などが創建当時のまま現在もその雄姿を誇っている。

隠元禅師が日本に伝えたものは数多く、インゲン豆・スイカ・レンコン・煎茶・タケノコ(孟宗竹)・イス・テーブル・原稿用紙など、現代の生活に欠かせないものばかりである。

萬福寺の“普茶料理”をイメージしたメニューを銀座で味わおう。

MANPUKU-JI×FARO オリエンタルヴィーガンコース
期間:10月1日(土)~10月29日(土)※要予約
会場:FARO
所在地:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル10階
価格:15,000円
ペアリングドリンク アルコール 12,000円/ノンアルコール 8,000円
開催時間:ディナータイム 18:00~23:00
定休日:月曜、日曜
公式サイト:https://faro.shiseido.co.jp/

(田原昌)

※価格は税込、サービス料別途
※写真はイメージ
※食材の仕入れ状況により、内容が変わる場合あり
※事前の予約にてランチタイムでも販売可能。但し、火曜日を除く