中古マンションに新たな価値を。タニモト社とリノべる社が「リノべる。香川 高松ショールーム」をグランドオープンした。
同ショールームは、築19年の2DKのマンションを天井の高さを活かした1LDK+ロフトにリノベーションしたもの。スマートホーム、リノベーション空間を体感できるようになっている。
■香川県の空き家は15年で約1.7倍に増えていく見込み
香川県は、築30年以上の中古マンションストック数が四国No.1であり、2030年には4軒に1軒は空家になることが予想されている。
中古マンションストック戸数については、2021年1月時点で築30年以上のマンションが7,018戸存在しており、四国ではトップとなっている。これは全国でも20位にランクインするものであり地方都市の中では上位に入る。
香川県による2017年時点の予測では、住宅ストック総数は2015年の470,500戸から、2030年には487,794戸の微増予測となっている。
それに対して、空き家総数は2015年の80,900戸から、2030年に133,965戸へと大幅に増加し、15年で約1.7倍に増えていき、空き家率は27%となる見込みだ。
■リノベーションのニーズが高まると予想
タニモト社は香川県高松市を拠点に建設事業や不動産事業などを展開する企業。リノべる社は、国内No.1の中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」を提供している。
リノベーションすることで、築年数が経過したマンションでも今の暮らしに合わせた住まい方が可能となる。築古マンションの更なる増加および空き家問題の観点から、香川県においてもリノベーションのニーズが高まるとタニモト社は考えたという。
「いつかシンボルになるものを」という想いのもと、次のステージに進む新規事業として「リノベる。」のエリアパートナーに加盟した。
タニモトの想いと、「リノベる。」の住まい手の「らしい暮らし」を提供するサービスを掛け合わせることで、リノベーション事業を通じて香川県の中古流通事業を活性化させるとともに、ユーザーにとっても「シンボル」となるものを作り上げていくとのこと。
中古マンションへの概念を変えること必至なリノベーション。「リノべる。香川 高松ショールーム」が、香川の中古マンション市場を活性化する存在になることを期待したい。
リノベる。香川 高松ショールーム(来場予約制)
所在地:香川県高松市多肥下町1563-1-102
公式サイト:https://www.renoveru.jp/showrooms/takamatsu
(冨田格)