美しい光の反射!シリシウムの象嵌細工を施したウォッチ「フリークX マルケトリー」誕生

シリシウムという素材をご存知だろうか。

電子工業界から生まれた素材シリシウムを、マルケトリー(象嵌)という驚くべき装飾法で文字盤を飾ったモデル「フリークX マルケトリー」がユリス・ナルダンから登場。

色鮮やかで明るい光のモザイクに彩られた、秘技を形にしたモデルだ。

■シリシウムのマルケトリーとは
腕時計業界にとって非常に斬新で意外性のあったシリシウムのマルケトリーは、プラズマ加速器を使用して断片化させた、シリシウムのウエハを組んでいく象嵌細工の手法。そこには「科学技術を駆使したクラフツマンシップ」の真の妙技が表れており、およそ120片を集めて手作業で組み合わせていくことで、このような驚くべきモザイクが生まれる。

最終的な仕上がりは独特のインパクトを放ち、目を奪うきらびやかなマルケトリーは、飛び交うレーザービームのようだ。

■FREAK Xマルケトリー
FREAK Xの新バージョン、マルケトリーの文字盤は、ブルーの色味を帯びたケースに金メッキの「X 」をあしらったタイプと、パープルブルーを背景にシルバーの「X」をあしらったタイプの2種類で、どちらも光によく反射する。

シリシウムのマルケトリーは、サイズと色味の断片を集めた約120片がX線ビームのように文字盤周囲に光の帯を広げ、他に類を見ない輝きの光を反射する見事なディスプレイとなっている。

■仕様
今回のフリークXは、フリークコレクションのエントリーモデルとして登場。

サイズは45mmではなく43mmと小ぶりだが、読み取りやすく、操作も簡単だ。

文字盤と指針はもたず、中央のブリッジが分針代わりとなり、ホイールのひとつが時表示の役目を果たしている。

■ユリス・ナルダンについて
ユリス・ナルダンは、海の世界からインスピレーションを得た先駆的マニュファクチュール。1846年にユリス・ナルダンによって創設され、高級時計製造の歴史に素晴らしい足跡を残してきた。

最先端技術を開発するとともに、シリシウムなどの素材を革新的に使用するパイオニアとして、その高い技術力により高精度のパーツとムーブメントを自社で独自製造する、数少ないブランドのひとつ。

特殊な素材を、技巧を駆使したマルケトリーという方法で魅せてくれる逸品だ。

URL:https://www.ulysse-nardin.com/jp

(田原昌)