2024年の完成に向けて、現在建て替えが進んでいる「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」。現在、この工事期間中の壁面を活用したアートプロジェクト第2弾として、画家・山口幸士氏による全長約30mのウォールアートが出現している。銀座の数寄屋橋交差点を、この場のためだけに新たに描かれたガーベラの花畑が彩る。
銀座・数寄屋橋交差点にウォールアートが出現
今回のアートプロジェクトは、銀座の街や行き交う人々に新たなリズムを届けることを目的としたもの。Ginza Sony Parkと関わりのあるアーティストの作品が、約30mにおよぶ仮囲いを彩る。
初回では、アーティストSHUN SUDO氏が2020年にGinza Sony Park地下1階壁面に描いたウォールアートを昨年3月から地上に掲出。待ち合わせやフォトスポットとして多くの人々から好評を集めた。
山口幸士氏が全長30mのガーベラの花畑を描く
第2弾としてSHUN SUDO氏からバトンを受け継いだのは、ストリートカルチャーの柔軟な視点で日常の風景を描く画家・山口幸士氏。2021年6月に開催された、Ginza Sony Parkや周辺をモチーフに描いた多様な作品を園内各所に掲出した『余白の記録』でコラボレーションしたアーティストだ。
ウォールアートが出現した場所は、かつてのソニービルの角地で「ソニースクエア」と呼ばれる10坪の公共スペースがあり、四季折々の催しが開催されていたスポット。今回のウォールアートは、当時のイベントで満開に咲いたガーベラの花畑をイメージして、山口幸士氏が新たに描いたオリジナル作品だ。
全長約30mにおよぶ大迫力のウォールアートでありながら、やわらかな筆のタッチで描き出される繊細かつ曖昧な輪郭のガーベラの花々が、10年あまりの時を経て人々の記憶や思い出にあるソニービルの原風景をやさしく呼び起こす。
1月26日(木)から個展「Gerbera」を開催
また、このウォールアートの原画を間近で鑑賞できる個展「Gerbera」が、数寄屋橋交差点の地下に位置する10坪の実験的POP-UPスペース「Sony Park Mini(ソニーパークミニ)」にて1月26日(木)から開催される。
原画は横幅3m、仮囲いの縦横比で描かれており、その筆使いやキャンバスの質感、油絵の香りをリアルに感じることができる。さらに会場では、本作を描く際にモチーフにしたガーベラを題材にしたもう1つのオリジナル作品も。
数寄屋橋交差点をやわらかに彩るウォールアートとともに楽しみたい。
Ginza Sony Parkウォールアート 第2弾
所在地:東京都中央区銀座5-3-1 Ginza Sony Park 地上階
WEBページ:https://www.sonypark.com/ginza/036/
Sony Park Mini #25「Gerbera」
期間:1月26日(木)~2月8日(水)
時間:11時~19時
場所:Sony Park Mini
所在地:東京都中央区銀座5-3-1号地先 Ginza Sony Park 西銀座駐車場地下1階
入場料:無料
WEBページ:https://www.sonypark.com/mini-program/list/025/
(IKKI)