144軒のギャラリーが一堂に集まる!
今回で17回目となる国際的アート見本市「アートフェア東京」が、2023年3月10日(金)から12日(日)まで(*1)の3日間、東京国際フォーラムにて開催される。
国内外ギャラリーと出会える「アートフェア東京」
アフターコロナ期に移行し、人の移動がコロナ前の状態にまで回復しつつある。
2021、2022年ともに開催されている「アートフェア」の活気も回復傾向にあり、国をまたいで出展に踏み出すギャラリーも戻ってきた。
「アートフェア東京」は2020年の中止以降、来場人数制限を行なっていたが、売上金額は2021年で30.8億円、2022年は33.6億円(*2)と過去最高売上高を更新。2023年も開催が決定している同フェアだが、今回の見どころとは。本記事ではその注目ポイントを細かく紹介したい。
海外からは7ギャラリーが出展
2023年は7軒の海外ギャラリーが出展。
世界的に活躍する上海のギャラリー「Pearl Lam Galleries」、テヘランをベースに活動する「SARAI Gallery(SARADIPOUR)」、ロンドンをベースにする「Unit London」などが参加する。
また、台湾を拠点とする「YIRI ARTS」、香港やLAを拠点とする「OVER THE INFLUENCE」も昨年に引き続き参加。国内でもさまざまな都市を拠点に活動するギャラリーが参加するなど、ここでも「多様性」を見出すことができる。
数年ぶりに参加するギャラリーに注目
今回は数年ぶりにフェアで顔見せするギャラリーも。「西村画廊」は9年ぶり、「カイカイキキ」は15年ぶり、「一番星画廊」は12年ぶりの参加となる。
これらのギャラリーには、日本はもとより世界で活躍するアーティストも所属しており、新作の有無にも注目が集まっている。
フェアを牽引してきたギャラリーとの再会
「ギャラリー玉英」「名古屋画廊」「小林画廊」「Yoshiaki Inoue Gallery」「シュウゴアーツ」「タカ・イシイギャラリー」「タグチファインアート」「ミヅマアートギャラリー」「GALLERY KOGURE」「美術工藝 丹中」など、長年参加の顔ぶれも多数。ギャラリーファンにとっては嬉しい再会だ。
長い美術史のなかでさまざまなジャンル作品を生み出してきた日本独自のアートシーンの「卓越性」と、世界のアートマーケットのトレンドである「多様性」を体験できる貴重な機会となりそうだ。
アートフェア東京2023
日時:2023年3月10日(金)11時〜19時
3月11日(土)11時〜19時
3月12日(日)11時〜16時
※開催時間は全て予定
会場:東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
所在地:東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:前売券4,000円、予約当日券5,000円ほか
チケット販売ページ:https://x.gd/urUtF
(IKKI)
*1. 3月9日(木)は招待日
*2. アートフェア東京 2022年開催報告書より
※料金はすべて税込