新宿・ビームスで沖縄の品々を愛でる「OKINAWAN MARKET 2022」開催

沖縄のクラフト好きに朗報だ。

新宿「ビームス ジャパン」5Fのフェニカ スタジオにて、『OKINAWAN MARKET 2022(オキナワン マーケット2022)』が、2月11日(金)〜23日(水)の期間に開催される。

〈読谷山焼 北窯 松田共司工房〉7寸皿 ¥5,060(税込)

毎年恒例のイベント『OKINAWAN MARKET』

クラフトとデザインの橋渡しをテーマに掲げるレーベル「fennica(フェニカ)」による、毎年恒例となった人気イベント『OKINAWAN MARKET』。

“オキナワン”とは“沖縄の”という造語。伝統的な沖縄陶器である“やちむん”をはじめ、紅型作品や食品など、幅広く取り揃え紹介する。

今回は、栃木県の益子町にて陶器の製作に励み、民芸運動にも大きな影響を与えた陶芸家の濱田庄司が蒐集した1950年代のやちむんやガラス類も特別に販売。当時の土と釉薬から出る独特な色味と、素朴でありながら凛とした佇まいの貴重なヴィンテージアイテムも見逃せない。

沖縄陶器“やちむん”や紅型作品・食品などが並ぶ

吉田誠子さんが手がける紅型作品

「紅型工房べにきち」は、兵庫県出身の紅型作家・吉田誠子さんが手がける工房。1997年に沖縄に移住し、紅型工房に勤めながら、オリジナル作品の制作を続け、「沖縄平和美術展」「沖縄の紙の世界展」などに出品。

2010年、瀬底島に「紅型工房べにきち」を構え独立。2010年「沖展」出品、浦添市長賞受賞。2018年「日本民芸館展」入選。現在は、不定期で県内外のギャラリー、百貨店に出品している。

〈紅型工房べにきち × フェニカ〉コチドリパネル ¥17,600(税込)

やちむんの技法や釉薬を用いた器をつくる「拓美窯」

「拓美窯」の窯主は1967年沖縄市生まれの比嘉拓美さん。20歳で上江州茂生(茂生窯)に師事。2000年31歳で独立し、読谷村瀬名波に拓美窯を築窯した。

伝統的なやちむんの技法や釉薬を用い、軽やかな筆致で伝統文様を施した器を製作している。

〈拓美窯〉5寸皿 ¥2,090(税込)

ダイナミックで優しい「松田米司工房」の器

「読谷山焼 北窯 松田米司工房」は1954年、沖縄県読谷村生まれ。1973年より石嶺窯にて修業を開始。

〈読谷山焼北窯 松田米司工房 × フェニカ〉 マカイ 6寸 ¥3,960(税込)

1992年に弟の松田共司さん、宮城正享さん、與那原正守さんらと共に読谷村字座喜味に「読谷山焼北窯」を開窯。登り窯で焼かれたダイナミックで優しい風合いと、明るく優しい絵付けが魅力だ。

同工房は13連という最大級の登窯を有する。1992年に各地で修業していた4氏が共同で窯を築き、沖縄伝統の手法を受け継ぎながら、現在に合った様々な器を作り続けている。伝統的な色、模様、はっきりとした色合いや力強さが特徴だ。

お気に入りの器を見つけに足を運んでみては。

ビームス公式サイト:https://www.beams.co.jp/news/2862/

(Yuko Ogawa)