「映画」が、今の地球を取り巻く問題について訴える。環境問題や社会課題をテーマにした映画をストリーミング配信する第一回「サステナブル未来映画祭」が、1月28日(金)~2月10日(木)に開催される。
地球の問題を提起する「サステナブル未来映画祭」
『「映画」を通して、世界を知る。そして未来を想い、行動する』をテーマに、環境問題や社会課題をモチーフにした作品を取り上げる新しい映画祭。
カカクコムグループのガイエとエイガ・ドット・コムが、「サステナブル未来映画祭」を立ち上げた。第一回を、1月28日(金)~2月10日(木)に、オンライン配信プラットフォーム「シネマ映画.com」においてストリーミング配信形式で開催する。
「グレタ ひとりぼっちの挑戦」ほか、地球温暖化・フードロス・プラスチック削減・Z世代の社会起業家たちなどをテーマにした全8作を配信する。作品ごとにチケットの購入が可能で、PCやスマートフォンで鑑賞できる。
今回の映画祭では8作品を上映
8つの作品が視聴できる今回の映画祭。上映作品を紹介しよう。
「グレタ ひとりぼっちの挑戦」は、スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫るドキュメンタリー映画だ。2020年にスウェーデンで製作され、今回の映画祭が先行独占配信となる。
「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」は、ニューヨーク・ブルックリンの小学5年生たちが、プラスチックごみによる環境汚染問題を学んでいく様子を追った。
こちらもアメリカを舞台にした映画「ダムネーション」は、無駄なダムを撤去し、川の自由を取り戻そうと活動を続けてきた人々に注目した。
「ザ・ニュー・ブリード」もアメリカで製作された作品だが、こちらはよりワールドワイドに社会課題について考える。貧困、不平等、そして環境破壊といった社会課題をビジネスの手法で解決しようとチャレンジしている社会起業家たちにフォーカスした。
「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」は、自然を愛する夫婦がアメリカ郊外で究極のオーガニック農場を作り上げるまでの様子を追う。8年間にも及ぶ長期密着というから驚きだ。
「気候戦士 クライメート・ウォーリアーズ」。こちらは地球の気候変動を止めるための活動する気候活動家(気候戦士)たちの「挑戦」に密着したドイツ映画だ。
ヨーロッパを舞台にした作品は他にも。「0円キッチン」は、世界で生産される食料の3分の1が廃棄されている現実を受け、キッチン付き廃油カーで廃棄食材料理を届けながらヨーロッパをめぐる旅を追う。
「ブータン 山の教室」は、今回ラインナップする作品の中で唯一、ドキュメンタリーではない作品だ。ヒマラヤ山脈の標高4800メートルにある実在の村ルナナを舞台に、都会から来た若い教師と村の子どもたちの交流を描く。
各作品が、あらゆる角度から地球を取り巻く問題を提起する。今回の映画祭が、多くの人の見識を広げるきっかけとなるに違いない。
第一回「サステナブル未来映画祭」作品ラインナップ/
1月28日(金)~2月3日(木) ※1週間限定
「グレタ ひとりぼっちの挑戦」
鑑賞料金:前売¥1,000、通常¥1,200
販売期間:前売1月14日(金)~1月27日(木)、通常1月28(金)~2月3日(木)
1月28日(金)~2月10日(木)
「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」¥1,000
「気候戦士 クライメート・ウォーリアーズ」¥1,200
「ザ・ニュー・ブリード」¥1,200
「0円キッチン」¥1,200
「ダムネーション」¥1,200
「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」¥550
「ブータン 山の教室」¥550
公式サイト:https://cinema.eiga.com/sustainable2022/
(IKKI)
※ 価格は全て税込