ホテルに灯台?と驚かれるかもしれないが、現在でも活躍しているホテルの灯台が「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」にある。
特別一般公開で、普段は見られない灯台の姿を見学してみよう。
■日本で唯一ホテルに立つ公式灯台
「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」は、2020年1月17日(金)に、旧オリエンタルホテルから継承した灯台を特別一般公開する。この灯台は、日本最古級の西洋式ホテルとして知られる旧オリエンタルホテルから継承したもので、日本で唯一ホテルに立つ公式灯台として海上保安庁より正式に許可されている。
■神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台の歴史
1964年、旧オリエンタルホテルが神戸市中央区京町に移転した際「港町、神戸のシンボルに」と、日本で初めてホテルの屋上に設置。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で旧オリエンタルホテルは被災し、休止をやむなくされた。
しかし、同年7月に開業が決まっていた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへの継承が決定。灯台は存続することになった。1995年(平成7年)7月7日に行われた点灯式では、午後7時7分に神戸の復興を願う777発の花火があげられ、その日から再び海の安全を見守り続ける灯台として、神戸の海を照らし続けている。
■灯台スイーツ
ラウンジ&ダイニング「ピア」の料理長岸本達哉が考案した「Le Phare(ル ファーレ)」は、しっとりふわふわのパンケーキを土台に、ホテルの最上階に設置されている灯台をイメージして作った。
マスカルポーネクリームでタワーを作り、中にはアイスコーンを入れ、さくさくとした食感が楽しめる。海面にきらきら浮かぶ波間の白く輝く様子をクレームシャンティで表し、上にはダコワーズとカスタード入りのプチシューを飾る。マラスキーノチェリーとミントで、特徴のある赤と緑の2色が交互に光る灯りを表現した。
販売期間:2020年1月14日(火)~1月17日(金) 11:00~17:00
場所:ラウンジ&ダイニング「ピア」(3階)
料金:単品1,200円 ※各日20食限定(税金・サービス料込み)
神戸の港を守る灯台を見ながら、ロマンチックな時を過ごそう。
URL:https://www.kobe-orientalhotel.co.jp/
【灯台公開】
日時:2020年1月17日(金)※ 雨天時決行、荒天時中止
時間:15:00~17:00
場所:14階南側バルコニー
見学方法:予約不要、参加費無料
(田原昌)