代替コーヒーとしても注目されている「玄米デカフェ」。
玄米を独自の製法でじっくり焙煎して作られた同品は、ノンカフェインでありながらもコーヒーのような香ばしさやお米の甘みもあわせ持つ、飲み応えある一品だ。
さらに、同品のビジネスモデルは日本の米問題や、コーヒーが抱える環境問題などの解決に貢献するとして、ビジネス界からも熱い視線が注がれている。
「玄米デカフェ」で日本米の魅力を多くの人に届ける
商品企画・開発や食品製造、卸売を手がけるMNH社が発売した「玄米デカフェ」。日本の米所の一つである山形県庄内のアトリエで、焙煎士が手間隙かけて作っている。
健康志向の高まりを受け、カフェインを控える人が増加、カフェインレス市場は拡大傾向にある。カフェインを抜いたカフェインレスコーヒーのほか、「代替コーヒー」として、さまざまな原料をもとにした商品が発売されている中、「玄米デカフェ」は原材料を「玄米」のみとして開発された。
着想から約3年をかけて開発した「玄米デカフェ」。失敗を繰り返しながら見つけた独自の焙煎方法で、お米の香ばしさや焙煎の苦みなど、コーヒーにも引けを取らない飲みごたえのある一品に仕上がった。
選ぶのが楽しいオリジナルブレンドとシングルオリジン
「玄米デカフェ」は、オリジナルブレンドとシングルオリジンをラインナップ。全国各地のお米から、それぞれの特徴を生かして作られている。
オリジナルブレンドは、山形県産のお米をベースにした2種類。出羽三山の主峰「月山」をイメージした、まろやかでお米の甘みと香ばしさを感じる味わいの「月山ブレンド」と、庄内と秋田にまたがってそびえ立つ「鳥海山」をイメージしたストロング系の濃い味わいの「鳥海山ブレンド」。
シングルオリジンは、つや姫やこしひかり、あきたこまちにななつぼしや酒造米の山田錦といった幅広い米の銘柄で13種類を販売。飲み比べしたくなるほど豊富な取り揃えだ。
次世代コーヒーを日本の米から作るビジネスモデル
日本人の食生活の変化に伴い加速する米離れ。食用米の需要減による米価格の下落や米農家の減少は、将来の日本の食料供給に深刻な影響をもたらしている。
また海外に目を向けると、地球温暖化の影響でコーヒー豆の生産量が低下し、豆の価格が高騰。コーヒー豆の収穫量を増やすために農地を作ることが、森林伐採に拍車をかけ、さらに環境負荷を増大させてしまう。このような理由から、コーヒー豆を使わない「代替コーヒー」がいま注目を集めている。
「玄米デカフェ」は、日本各地の玄米を独自の製法で丁寧に焙煎し、コーヒーのような苦味もありながら、米の甘みも感じてもらえるノンカフェイン飲料。苦味・香り・味わい・色味など、コーヒー好きにも満足できるように製造し、コーヒーと同様にドリップして抽出する。
玄米は、全国の多種多様な銘柄を焙煎し分けているので、米の銘柄ごとに味わいが違うのも魅力だ。コーヒー豆の産地や銘柄によって味が異なるように、玄米デカフェも米の銘柄によって味わいが違うため、消費者は選ぶ楽しさがある。さらに、さまざまな米の銘柄を知ってもらうきっかけにも繋がっていく。
玄米デカフェは日本の米の価値を守りつつ、米が抱える問題、コーヒーが抱える環境問題の解決につながる商品としてビジネス界からも注目。東京・多摩信用金庫が主催する「第22回 多摩ブルー・グリーン賞」の経営部門(多摩グリーン賞)において「多摩みらい賞」を受賞した。
社会貢献にもつながる一杯を、じっくりと味わいたい。
玄米デカフェ
公式サイト:https://genmaidecaf.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000054477.html
(高野晃彰)