1984年に開館した東京・有楽町朝日ホールが40周年を迎える。この記念すべき年に、世界中で愛され続ける不朽のオペラ「ラ・ボエーム」をリビルディングした特別なオペラショウを上演する。
4月2日(火)~5日(金)の期間、ダブルキャストで全6公演を予定。歴史あるホールのアニバーサリーを祝うとともに、現代的にショーアップされた名作を楽しめる機会となる。
有楽町朝日ホール開館40周年記念「ラ・ボエーム」
オペラ「ラ・ボエーム」を生んだのは、折しも2024年に没後100年を迎えるイタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニ。
身近で現実的な物語を普通の語り口で音楽にするという「現実的オペラ」(ヴェリズモ・オペラ)を確立した作曲家として知られ、「蝶々夫人」「トスカ」「トゥーランドット」と並んで「ラ・ボエーム」は世界の歌劇場で最も上演機会の多い人気作品とされる。
そんな名作を大胆にリビルディングし、訳詞日本語上演するのがオペラショウ「ラ・ボエーム」だ。
オペラショウとは、主催する「オペラ季節館」が創立時から称している音楽劇の様式で、正歌劇より舞台全体をミュージカル的にショーアップした作品を指す。
オペラショウ「ラ・ボエーム」は2022年12月に八ヶ岳音楽堂にて世界初演をおこない、大きな反響を呼んだ。今回は、中劇場向けに新たに二次創作作品として創り上げる。
上演時間は休憩を含んだ約120分とし、作品の髄を集約した二部構成とする。
主要キャストは6人で、刺繍家ミミは西谷衣代さん/山崎陶子さん、詩人ロドルフォは中島康晴さん/上本訓久さんがダブルソリストを務める。
合唱部はコーラス・ユニットとし、舞踊を兼任する。演奏は永野光太郎さんを中心とした「光太郎&サウンドX」が担当する。
グランドピアノ2台に加え、七弦ギター、エレキ・ベース、シンセドラム、PCミュージックを導入するなど作品全体をポップアップ。オペラ「ラ・ボエーム」の名アリアである「私の名はミミ」「冷たき手」などでも、随所に音楽的スウィング感を加える。
チケットは全席指定6,800円(税込)で、すでに販売を開始している。春のひととき、不朽の名作を再解釈した意欲作に触れてみたい。
有楽町朝日ホール開館40周年記念 オペラショウ「ラ・ボエーム」(訳詞日本語上演)
上演日時:4月2日(火)19:00、4月3日(水)19:00、4月4日(木)14:00/19:00、4月5日(金)14:00/19:00
会場:有楽町朝日ホール
所在地:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F
チケット料金:全席指定6,800円(税込)※未就学児入場不可
公式サイト:https://www.asahi-hall.jp/yurakucho/concert/#05
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000560.000041063.html
(SAYA)