最も好きなエピソードは?『シャーロック・ホームズの冒険』放送開始40周年ランキング

アーサー・コナン・ドイルさんが生み出し、ジェレミー・ブレットさん主演により映像化された『シャーロック・ホームズの冒険』。諸説あるが、1月6日はホームズの誕生日ともされる。

ミステリードラマ専門チャンネル「ミステリーチャンネル」が同シリーズ放送開始40周年を記念し、日本の視聴者を対象に「あなたの好きなドラマエピソード」投票を実施した。全41エピソードの中から選ばれたのは以下のとおりだ。あなたのお気に入りはランクインしているだろうか。

© ITV PLC

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原作小説を忠実に再現したエピソードが人気

ミステリーチャンネルは、「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」などの古典的名作からヨーロッパの話題作、人気小説が原作の日本のミステリーまで、世界各国のドラマを扱うミステリー専門チャンネルだ。

今回のアンケートでは、「小説がきっかけでホームズ作品が好きになった」という、いわば原作ファンが回答者に多かった。そのため、原作小説の人気ランキングの結果に近いものになったという。

さまざまな俳優で演じられているホームズ映像化作品の中でも、ジェレミー・ブレットさん演じるホームズは、小説の挿絵に最も近いと言われている。

ヴィクトリア時代の暮らしがリアルに表現されている映像美術や、原作から飛び出してきたような品格あるジェレミー・ブレットさんの演技、また制作陣の原作への深い敬意と愛情が高い評価を得ている。

そんなドラマシリーズから、栄えあるランキング第1位を飾ったのは、第12話「赤髪連盟」だ。原作でも人気が高く、シリーズの中でも傑作と言われる作品のひとつ。

タイトルからもうかがえる奇抜な着想や、他のエピソードと比べてコミカルで笑えるシーンもあることが人気の理由として多く挙げられた。また、原作には登場しないホームズの宿敵・モリアーティ教授の初登場を理由に挙げる人も多かった。

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続く第2位は、不気味な雰囲気が魅力の第26話「バスカビル家の犬」。ベイカー街を離れ、荒涼とした湖沼地方を舞台に魔犬伝説にちなんだ殺人事件を扱った長編ミステリーで、これまで数多く映像化されている。

作品全体から漂う陰鬱な雰囲気や、怪奇現象を科学的な考察で解き明かしていく知的なストーリー展開が高く評価された。

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そして第3位は、第6話「まだらの紐」。初めて読んだ原作エピソードで、これをきっかけにホームズ作品が好きになったという人や、子どもの頃に読んだ記憶そのままに映像化されていたことを挙げる人が多かった。

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第4位以降には、第1話「ボヘミアの醜聞」、第2話「踊る人形」、第14話「空き家の怪事件」、第7話「青い紅玉」、第17話「マスグレーブ家の儀式書」、第13話「最後の事件」、第20話「六つのナポレオン」と続く。

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「ミステリーチャンネル」で上位20話を一挙放送

“真のホームズ”と称賛され、ホームズ作品の決定版とも言える英国グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』は、ミステリーチャンネルで毎週金曜、夜8時に放送中だ。「スカパー!」「J:COM」「ひかりTV」「auひかり」ほか、全国のケーブルテレビで試聴できる。

また、同チャンネルでは、上記に10話を加えた上位20位のエピソードを3月20日(水・祝)朝6時から特別編成で放送する。

まだ少し先になるが、すでに知っているエピソードも未見のエピソードも、人気作を「一気見」できる一日だ。

番組公式サイト:https://www.mystery.co.jp/programs/a_sherlock
ランキング特設サイト:https://www.mystery.co.jp/column/2j9oa75qoalrd7ro.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000010255.html

(SAYA)

※2023年11月16日(木)~12月3日(日)の期間、10代~80代の男女823名を対象にインターネットで調査した。3作品を選択して投票する方式で、823件の有効回答を得た。同じ票数を獲得した作品は同率順位で表記した。