もし江戸城がまだ残っていたら?東京国立博物館で「江戸城の天守」がVR作品として蘇る!

歴史とデジタルが見事に融合。

東京国立博物館が文化財活用センターとTOPPAN社と共同で制作した、江戸城天守のデジタル再現VR作品「江戸城の天守」が、1月2日(火)から4月14日(日)まで東京国立博物館東洋館内の「TNM&TOPPAN ミュージアムシアター」で上映される。

VR作品「江戸城の天守」が上映決定!

「江戸城の天守」は、徳川三代将軍家光が築いた江戸城の最後の天守を、史料や歴史考証に基づいて精巧に再現したVR作品。制作にあたり、江戸城天守を構成する100万超の部材をデジタル化し、その優美な姿を現代に蘇らせた。

大きなスクリーンに実寸大で表示されるため、葵紋の金具に刻まれた葉脈や、鯱の鱗を留めるための鋲などのディテールを、部材の組み方まで詳細に観察できる。

現存する文化財や伝統技術まで知れる

併せて作品内では、図面や絵図などの史料に加え、現存する文化財や伝統技術を手がかりとした再現過程も紹介。平成に大修理が行われた日光東照宮・陽明門の当時の修理現場や、錺金具の製作現場の様子も知ることができる。

現代の3D地図上でデジタル再現

同作では、天守が1657年に起こった「明暦の大火」で焼失せずに現代まで建ち続けた場合を想定し、リアルな経年変化を施した姿を現代の3D地図上に合成した。デジタル再現ならではの試みにも注目だ。

2017年に初公開され、その後の上映でも“バーチャルでも江戸城を観られて良かった”と好評を博した「江戸城の天守」。今回の再上映も、多くの人々から注目を集めそうだ。

VR作品「江戸城の天守」上映概要
期間:1月2日(火)〜4月14日(日)
日時:<水・木・金>12時、13時、14時、15時、16時
<土・日・祝・休日>11時、12時、13時、14時、15時、16時
※1月2日(火)および3日(水)は11時回から上演
※所要時間約35分、 各回定員90名
※上演スケジュール、定員は都合により変更する場合がある
場所:東京国立博物館東洋館地下1階 TNM&TOPPAN ミュージアムシアター
料金:600円 ほか
詳細ページ:https://www.toppan-vr.jp/mt/showing/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001321.000033034.html

(IKKI)

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