【まとめ】接待や会食に使える日本料理店5選。個室ありの店で美食に舌鼓

四季折々の旬の食材を活かした料理が楽しめる“日本料理”は、大切な人をもてなしたり、親睦を深めたい会食の場にふさわしい料理だ。今回は、数多くの美食店が集まる東京でおすすめの日本料理店を5店紹介する。

周囲を気にせず寛げる個室はもちろん、大人な雰囲気の漂うカウンター席のある店まで、利用シーンに合わせて好みの店を選んでほしい。

目次
<恵比寿>看板のない隠れ家和食店「白(はく)」
<⽇本橋>上質な個室空間で京懐⽯料理を「日本橋笈川」
<乃木坂>ミシュラン7年連続一つ星獲得。「乃木坂 しん」
<六本木>老舗ホテルの天ぷらを上質な和モダンな空間で味わう
<麻布十番>本格江戸前寿司が堪能できる「鮨 割烹 ゆうずうむげ」

<恵比寿>看板のない隠れ家和食店「白(はく)」

東京・恵比寿にある「白(はく)」は、本格会席料理を提供する「茶寮 宮坂」と“米”が主役の和食店「米ル」をオマージュした、新たな和食コースを提供する隠れ家和食店だ。

大人の街として知られる東京・恵比寿に構え、駅から徒歩5分程度という立地ながら、駅前や大通りの喧騒から外れた静かな路地に位置する。

看板のない同店の扉を開けると、無駄な装飾を一切省いた非日常の空間が広がる。明かりを落としたムーディーな雰囲気の店内に、無垢の一枚板のカウンターが浮かび上がり、敷居の高さを感じさせると同時に料理が運ばれてくる前から“特別な時間”を予感させる。

そんな同店の店主を務める白川勝氏は、ミシュラン二つ星を獲得した名店での修業経験と、お米が主役の和食店「米ル」での店主経験を持つ生粋の料理人だ。

メニューは、「土鍋で炊いた白米」をメインディッシュとしたおまかせコース13,200円のみ。五法(切る・炊く・焼く・揚げる・蒸す)と五味(甘味・酸味・塩味・苦み・うま味)という和食の真髄を心ゆくまで堪能できるコースが提供される。

コースの最後に提供するご飯には、日本各地から厳選して取り寄せた米を使用。土鍋で炊き上げたふっくらもちもちのご飯は、遠赤外線効果によって米本来のうま味と甘味が引き出されている。

個室はもちろん、カウンターもあるのでシーンに合わせて使い分けできるのも魅力。大人の隠れ家で大切な人と至福のひと時を過ごしてほしい。

白(はく)
所在地:東京都渋谷区恵比寿南2-2-2 K.Tビル5F
公式Instagram:https://www.instagram.com/nihonryori_haku/

※価格は全て税・サービス料込

<⽇本橋>上質な個室空間で京懐⽯料理を「日本橋笈川」

2014年にオープンした⽇本橋の⼩さな京懐⽯料理店「日本橋笈川」が、京都の杉原デザイン事務所のデザインによって今年10月にリニューアルオープンし、厳選された食材の京懐石を、よりいっそう寛げる個室で味わえるようになった。

同店の一番の魅力は、店主の笈川さんが提供する「心を尽くしたおもてなし」が体験できることだ。「伝統を変えるのではなく、伝統の上に新しいものを築いていきたい」と考える店主・笈川智臣氏が、京野菜と豊洲の⾷材を用いて京都の味をベースにした懐⽯コースを提供する。

多彩に揃うコースも自慢だ。ディナーコースメニューは、カウンターでのおまかせコースが30,000円から。和牛入りコースが27,500円、贅沢なすっぽんフカヒレ鍋が入る日本橋コースが22,000円、麒麟コースが16,500円だ。

おまかせコース【カウンター】

日本橋コース

くつろぎの空間と料理を提供する「日本橋笈川」は、大切な人との会食や接待に最適だ。

日本橋笈川
所在地:東京都中央区日本橋2-15-8
公式サイト:https://nihonbashi-oikawa.com/

※価格は全て税込・サービス料別

<乃木坂>ミシュラン7年連続一つ星獲得。「乃木坂 しん」

「乃木坂 しん」は、出身地である徳島県の料亭で修業をスタートし、銀座やパリの星付き日本料理店で経験を積んだ料理人・石田伸二氏と、フランス料理や日本料理の名店の数々の経験を積んできたソムリエの飛田泰秀氏が出会い、2016年に開業した日本料理店だ。

「ミシュランガイド東京」でも7年連続一つ星を獲得している同店。パリで人気の建築設計事務所「Atelier ÈS」が店舗デザインを手掛け、今年9月にリニューアルオープンしたばかりだ。

以前よりもカウンターと調理場が近くなり、よりライブ感ある空間で日本料理を楽しめるように。

改装によってカウンター6席と椅子とテーブルの個室が2部屋(4席と6席)にリニューアル。接待での利用はもちろん、個室は繋げて1部屋(12席)にすることもできるので、大人数での接待や会食にもぴったりだ。

最大4名まで利用できる個室

最大6名まで利用できる個室

コースはおまかせのみで、料金は25,000円から*。故郷である徳島を中心に厳選した食材を使用した石田氏の料理に、飛田氏がセレクトした世界各国のワインや日本酒を高いレベルで合わせているのが特徴だ。

乃木坂しん 店主 石田伸二氏

ミシュラン7年連続一つ星獲得の「乃木坂しん」で、美食と美酒を堪能してみては。

乃木坂しん
所在地:東京都港区赤坂8-11-19 エクレール乃木坂1F
公式サイト:https://www.nogi-s.com/

* 価格は全て税・サービス料10%別。季節や仕入れ状況により追加料金(5,000円〜10,000円)がかかる場合がある。

<六本木>老舗ホテルの天ぷらを上質な和モダンな空間で味わう

東京ミッドタウン内ガーデンテラス3階にある「てんぷら山の上Roppongi」は、1954年創業の神田駿河台「山の上ホテル」と同じ歴史を歩んできた伝統の味が受け継がれている。


店に入ると、ほのかに香る胡麻油の匂いが食欲をそそる。胡麻油で揚げる天ぷらは香ばしく軽やかで、素材のうまみを余すところなく凝縮。そんな天ぷらを、文化薫る伝統の「和」と「老舗クラシック感」を融合させた空間で味わえるのが魅力だ。

ガラス張りワイドビューのカウンター席は六本木店にしかない人気の席だ。他にも、「カラン、カラン」と天ぷらの揚がる心地よい音が響く臨場感あふれるテーブル席や、ビジネス・プライベートの会食に対応した個室もあるので、さまざまなシーンで“食の体験”を楽しめる。

ディナーコースは、季節の小鉢と、旬食材を丁寧に一品ずつ揚げて提供するコース「あやめ」25,000円と、より特別な素材の”天ぷら”や”小鉢”を取り入れた、完全予約制の「すみれ」30,000円の2コースに加え、好きな食材を自由に選べる「お好み」がある。

「本当に美味しい」を選び抜き、今食べてほしい食材を丁寧に揚げていく、美味しさの“食体験”を提供している。

名物「生雲丹の大葉巻き」

名物「生雲丹の大葉巻き」は、上質な北海道産の生雲丹を贅沢に使用し、大葉で包み揚げている。外はカラッと薄衣と大葉の食感が爽やかながら、その後にくる濃厚で瑞々しい雲丹の旨みや味わいが口の中一杯に広がる、贅沢な一品だ。

創業70年を迎える中で培われた「山の上ホテル」ならではの「おもてなし」を存分に楽しめる同店は、大切な接待や会食にぴったりな店といえるだろう。

てんぷら山の上Roppongi
所在地:東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン内ガーデンテラス3階
公式サイト:https://www.yamanoue-hotel.co.jp/tempurayamanoue/roppongi/

※価格は全て税・サービス料込

<麻布十番>本格江戸前寿司が堪能できる「鮨 割烹 ゆうずうむげ」

10月に麻布十番にオープンしたばかりの「鮨 割烹 ゆうずうむげ」は、四季折々の旬の食材を使った“本格江戸前寿司”が堪能できる鮨割烹だ。完全予約制(*1)で、コース料理のみの提供となっている。

店内には、グラフィックアーティストMIHO MURAKAMIが手がける「融通無碍(ゆうずうむげ)」をテーマに作られたロゴやアート作品が並ぶ。堅苦しくなく、気取りすぎないほどよい空間で、ここでしか味わえない極上のおもてなしを体験できる。

個室(個室料:別途5,000円)

料理長の福田篤氏は、「蔵六鮨 六本木本店」で21年勤務、「白金ふくだ」に12年勤務。食材をどのような形にするか、柔軟に新しい物を取り入れ守るべきものを守る。「粋」と「意気」を大切に一作業一作業に心を込めて、料理を提供している。


現在コースはオープン特別価格での提供を実施しており、「フルコース」25,000円(*2)と「七分目コース」19,000円(*2)となっている。

日本の持つ豊かな季節感を、落ち着いた空間で心ゆくまで楽しんでほしい。

鮨 割烹 ゆうずうむげ
所在地:東京都港区麻布十番2-13-5 PARK麻布網代 1F
公式サイト:https://www.yuuzuumuge.info/

*1 当日に空席がある場合のみ、「当日コース」もある。半個室、日・祝はコース・メニューが異なる。
*2 価格は税込。コース価格は変動する場合あり。

上質な空間で、美食に酔いしれる。厳選された特別な店を選ぶことで、相手との関係はより深まるに違いない。会食する人とともに美食を楽しんでほしい。

(IGNITE編集部)