カメラをセットして天体撮影!コンパクト追尾装置の最新モデル「New nano.tracker Ⅱ」

愛用のカメラをセットすれば最適なスピードで恒星・月・太陽を追尾し、美しい天体写真を撮影できる追尾装置。

双眼鏡や天体撮影カメラで知られる光学メーカーSIGHTRON JAPAN(サイトロンジャパン)のコンパクト追尾装置「New nano.tracker(ニュー ナノ・トラッカー)」がリニューアルした。

後継機「New nano.tracker Ⅱ(ニュー ナノ・トラッカーⅡ)」として11月10日(金)に発売される。

Type-Cにリニューアルした「New nano.tracker Ⅱ」

本体の質量はわずか400g。コントローラーを含めても480gの軽量設計となっている。

大きさも片手にのるほどで、アウトドアレジャーや海外旅行にも気軽に持参できる。特に、できるだけ荷物を少なくしたい登山シーンでは人気で、発売以来多くの登山者に愛用されているという。

充電機能はなく、アルカリ乾電池または電圧5V、電流500mA以上のUSB電源を必要とする。

今回のモデルでは、外部電源ポートをこれまでの「USB miniB」から「USB Type-C」へリニューアル。より汎用性が高くなり、多くの外部電源を使えるようになった。

恒星、月、太陽はそれぞれ同じ速さで動いているように感じられるが、実際は動く速さが若干異なる。New nano.tracker Ⅱには恒星時追尾、月追尾、太陽追尾のモードがあるため、撮影対象に最適なモードを選択できる。

さらに星景写真撮影に便利な0.5倍速モードを備え、通常の追尾速度の半分のスピードで追尾できる。星空と地上の風景を一緒に撮影する「星景写真」撮影時は、このモードに設定することで地上の風景のブレ量が半分になり、より自然な写真を撮影することが可能となる。

「北極星のぞき穴」を備え、その穴の中心に北極星が見えるように本体の向きを調整すればセッティングは完了。初めて使用する人でも簡単にセッティングができるよう工夫が凝らされている。

望遠レンズではなく広角~標準程度のレンズで数分間の露光での撮影を前提に設計されており、この方法でも十分に実用的な設置精度を得ることが可能だという。本格的な機材を持ち歩かない海外旅行時などにも活躍する。回転方向は2パターンを用意し、南半球での使用も可能だ。

山小屋からの美しい星空や、旅先での異国の星空などを気軽に撮影できるNew nano.tracker Ⅱ。外出用カバンにひとつ常備しておきたい。

New nano.tracker Ⅱ
発売日:11月10日(金)
サイズ:本体60×98×44mm(三脚ねじ部除く)、コントローラー50×105×22mm(コネクタケーブル除く)
質量:本体約400g、コントローラー約80g(ケーブル含む、電池含まず)
搭載可能重量:雲台を含めて約2.0kg(搭載物重心が極軸回転中心より最大10cm)
電源:単三形アルカリ乾電池3本(ニッケル水素電池使用可)、外部電源(USB Type-C)
連続動作時間:約5時間(20℃、2.0kg搭載、アルカリ乾電池使用)
動作温度:-10~40℃
製品ページ:https://www.sightron.co.jp/product/nano.tracker.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000007828.html

(SAYA)