台湾の人気クラフトビール「二十四節気シリーズ」から“台湾茶”を使った個性派ビア日本上陸

独自の食文化が世界中の人々を惹きつける台湾。茶葉の輸入や卸販売を手がけるTokyo Tea Trading(トウキョウティートレーディング)社から、台湾テイストのユニークな商品が登場する。

新たに取り扱うのはTaiwan Head Brewers(台湾ヘッドブリュワーズ)のクラフトビール。台湾茶を使ったビールなど、厳選された9種類が日本に上陸する。オンラインショップや酒販店、スーパーマーケットなどで11月1日(水)より順次販売する。

台湾のクラフトビールをリード「台湾ヘッドブリュワーズ」

2015年設立の台湾ヘッドブリュワーズは、創業当初から台湾の風土にあったクラフトビールを追及し、地域特有の原料を使うなど、独自のビール開発・醸造を続けてきた。始まりはビール醸造に情熱を注ぐ3人のビールマニアだったという。

代表商品の1つである「二十四節気シリーズ」は、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本など世界的なビールアワードで数々の賞を獲得。台湾のクラフトビールシーンをリードする。

一方のTokyo Tea Tradingは、1928年の創業以来、調剤薬局として知られる「雄飛堂」が始めたお茶の販売事業。台湾茶をはじめとする世界のお茶のスペシャリストであったが、新たにアルコール販売を開始する。

「二十四節気シリーズ」から台湾茶クラフトビールが登場

ラインナップは厳選した9種類。うち「二十四節気シリーズ」から3種類の台湾茶クラフトビールが登場する。

東方美人茶エール「立秋(りっしゅう)」は、百年前に台湾からヨーロッパ大陸へ輸出され、時の英国ヴィクトリア女王を驚かせたという銘茶を使用。

小綠葉蟬(ウンカ)が葉腋を吸い、類まれな蜜の風味が加わって生まれる。英国ビール特有の芳醇な麦芽の甘い香りと、熟した果実の香りが溶け込み、東洋と西洋の出会いを再現する。

「穀雨(こくう)」は台湾南投県・鹿谷郷のお茶を使った凍頂烏龍茶エール。瓶内発酵での熟成により強い麦芽の香りと焙煎烏龍茶の香りが調和する。

ベルギー酵母独特の香りと美しさ、そして台湾の伝統的な醸造と産地のお茶が調和し、甘味と残留酵母のハーモニーが春の香りを奏でる。

「雨水(うすい)」は春雨をイメージした金萱茶エール。スコッチエールをベースとした芳醇なモルトの香りに、金萱茶をブレンドすることで、後味にほんのり甘くほのかなミルクの香りが漂う。

台湾茶ビール以外のラインナップとして、「秋分(シュウブン)」は秋の情景をイメージして醸造された「台湾文旦ベルジャン・ホワイト」。

ベルギー小麦醸造の伝統に従い、台湾産文旦の皮と台湾産小麦にコリアンダーシードの香りを加え、ゆったりとした柑橘系の香りをまとう。

「白露(ハクロ)」は人気のアメリカ式柑橘系IPAを台湾産の柑橘類で仕上げた「シトラスIPA」。台湾産小麦をベースに、フレッシュで香り豊かな柑橘類の皮を合わせた。

「大暑(タイショ)」はジャスミンの花の香りとアメリカンホップを調和させた「台湾ジャスミンIPA」。豊かなジャスミンとホップの香りが幾層にも重なり、夏の夜の味覚に美しい花火をイメージさせる。

「立夏(リッカ)」はアメリカ産ホップをふんだんに使用したアメリカンペールエール。色調は清らかで淡麗。ライチや柚子、パッションフルーツを思わせる果実の魅力的な香り、爽やかなモルトの味わいとコクは、夏の始まりにぴったりだ。

「處暑(ショショ)」はラガー酵母を使用したアメリカンペールラガー。低温発酵・熟成させた爽やかなボディと、トロピカルフルーツの香るホップが夏の暑さを癒す。

「小雪(ショウセツ)」はドイツの小麦ビールをベースにしたヘーフェヴァイツェン。淡麗な色調と天然の濁りのある「小雪式ヴァイツェンスタイル」といえる。バナナやクローブを思わせる特有の香りは、寒い冬空に束の間の暖かさをもたらす。

以上、珠玉の9種類。台湾の美しい風土と地域への情熱が生んだビール、その叙情的なネーミングにも注目だ。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000085729.html

(SAYA)