ラグビー御朱印の新デザインが登場!ラグビーの聖地として知られる京都・下鴨神社の雑太社にて授与決定

京都市左京区にある世界遺産・下鴨神社の糺ノ森に佇む「雑太社(さわたしゃ)」は、「ラグビーの神様」として、世界中のラグビー関係者に知られている。

そんな同社で授与を行う「ラグビー御朱印」は、ラグビー関係者・ファンに好評を博している。この度、10月15日(日)から新デザイン御朱印の授与が決定した。

ラグビーの聖地として世界的に有名な「雑太社」

京都の神社では最古級の一社とされる世界遺産・下鴨神社。正式には、賀茂御祖神社といい上賀茂神社とともに「賀茂社」として信仰されてきた。

同社の敷地内にある「雑太社」は、京都大学の前身である旧制第三高等学校の学生たちが同地で蹴鞠、すなわちラグビーを行ったことから「第一蹴の碑」が設置された。

その後、社殿が解体され石碑を残すのみとなっていたが、2017年に再興。2019年のラグビーワールドカップの際には、世界中からラグビー関係者が集合、蹴鞠の奉納が行われた。その際に「ラグビーの聖地」として「ラグビー御朱印」を授与することとなった。

墨絵アーティスト茂本ヒデキチ氏の躍動感あふれる作品

最初に「雑太社」で授与された「ラグビー御朱印」は「1番」フロントローと「12番」センター(インサイドセンター)をモデルにした2種類だった。

このポジションが最も輝くシーンを、墨絵アーティスト茂本ヒデキチ氏の躍動感あふれる作品で表現し奉製した。元日本代表主将の菊谷崇氏の監修により、ポジションごとの特徴を盛り込んでいる。

同御朱印は多くの参拝者に「スクラム」「タックル」の愛称で親しまれ、これまで延べ数1,000人を超える参拝者へ授与された。

今回の授与する新しい御朱印では、ラグビーボールに直接触れていない瞬間を表現。ラグビーと芸術が融合した御朱印を通じ、その魅力を伝えるのが狙いだ。

新たに追加されたデザインは「8番」「9番」の2種類

新たに加わった御朱印は、茂本氏が描いた「8番」ナンバーエイトと「9番」スクラムハーフ。今回のラグビーワールドカップ日本代表の第1戦・日本対チリ戦でのシーンを参考にしている。

茂本氏が、録画した試合を参考に躍動感あふれる瞬間を意識し、ポジションを墨絵で表現。ベースとなる原画案を作画。その原画案を菊谷氏が競技者目線で監修。茂本氏へ修正を依頼した。

こうして、茂本氏の芸術的な観点と、菊谷氏のラグビー競技経験者としてのこだわりが融合した御朱印が完成した。

さらに、森の保全・保護を目指し長年活動を続ける「糺の森財団」では、ラグビー御朱印の取り組みに関して、環境に配慮した素材を使用した御朱印を一部導入する事を決定。

9月8日(金)に授与が始まった従来の「1番」「12番」の御朱印は、現在準備されている御朱印が授与され次第、非木材パルプ素材を使用した御朱印へと転換し、引き続き授与を継続。

また、10月15日(日)から授与開始予定の「8番」「9番」の御朱印は、和紙使用で各5,000の授与がされた後、非木材パルプ素材へ転換する。

貴重な原生林である糺の森を守り続けてきた下鴨神社は、多くの参拝者とともに持続可能な社会への道標となることを望んでいるという。

ラグビー関係者・選手はもとより、ラグビーファンであれば糺の森の神秘的で荘厳な雰囲気を味わいながら、「雑太社」を訪れて、御朱印の授与を受けてはみてはいかがだろう。

下鴨神社 雑太社 ラグビー御朱印
授与場所:下鴨神社 雑太社に隣接する臨時授与所
所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
初穂料:1,000円(税込)
公式サイト:https://www.shimogamo-jinja.or.jp

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000088654.html

(高野晃彰)

※御朱印のデザインは変更になる場合あり