「G-Star」がミラノで廃棄デニムを素材としたジェット機を披露。環境問題を問いかける作品に

デニムや廃棄デニムには、無限の可能性がある。

「ミラノデザインウィーク2023」にて披露された、オランダのデニムブランド「G-Star」と著名アーティストのマーティン・バース氏によるコラボレーションは、そんな想いを強くする、ユニークかつサスティナブルなアート作品だ。

廃棄デニムが唯一無二のアート作品へと昇華

「More or Less(多かれ少なかれ)」をテーマとした今回の展示では、デニムを模した3連キャビネットと、全長15メートルのプライベートジェットを披露。いずれも同ブランドの廃棄デニムを活用しながら、唯一無二のアート作品へと昇華させている。

ちなみに同ブランドは、2030年までに100万本のジーンズをリユース・修理・リサイクルすることを宣言している。

More or Less:3連キャビネット

素材もカタチも“デニム”な3連キャビネットは、デニム愛好家のハートに刺さるであろう、ユニークな収納アイテムだ。

素材とした廃棄デニムは、G-Starの「Return your Denim」プログラムを通じて、欧州各地のユーザーから回収。

それらをリサイクルして作られたテキスタイルボードは、デンマークの革新的なテキスタイルメーカー「Really/Kvadrat(リアリィー/クヴァドラ)」が特別に開発したものとなる。

More or Less:プライベートジェット

廃棄デニムを奢ったプライベートジェットは、人々を驚かせ、惹きつけることに長けた、マーティン・バース氏の真骨頂とも言える作品だ。

同作品は巨大なだけではなく、サステナビリティの問題が持つ二面性についての大胆なステートメントでもある。

廃棄デニムの可能性や環境問題へ想いを巡らす

「More or Less」とは、多くを求める欲望と環境負荷を少なくしたいという想いの対立や二面性を表し、現代人が抱えるジレンマを象徴するようなワードでもある。

今回のアート作品は、廃棄デニムの可能性や環境問題、持続可能なビジネスなどについて、改めて想いを巡らす機会になるだろう。

G-Star RAW
公式オンラインショップ:https://www.g-star.com/ja_jp/shop/men/denim-outfits

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000084087.html

(zlatan)