拡声器メーカーが製作した手のひらサイズのレトロなコンパクトオーディオ。シンプルなデザインもおしゃれ

ガジェットブランド「ノボル電機製作所」が、ブランド商品第2弾として、地元・⼤阪の⼯場と協⼒してつくった⼿のひらサイズのレトロなコンパクトオーディオ2種をリリース。

現在、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先⾏販売中で、3月下旬からの発送を予定している。

業務用拡声器メーカーが立ち上げた、懐かしさ感じるデザインを盛り込んだオーディオは、ノスタルジックな⾳響体験を味わえる。

手のひらサイズのレトロなコンパクトオーディオが誕生

今回登場するのは、手のひらサイズのミニコンポをテーマにした「Bluetooth内蔵1Wモノラルアンプ」と「金属製スピーカー」をセットにしたホームオーディオ。

アンプとボックス型スピーカーのセットと、アンプとホーン型スピーカーのセットの2機種が販売されている。

スイッチ部は全て物理スイッチにこだわり、電源には味わい深いトグルスイッチを採用。Bluetoothペアリングや出力スイッチには押し込み式ボタンスイッチを、ボリュームには物理的な増幅を堪能できるよう回転式ボリュームを採用し、レトロなデザインに仕上げている。

美観にこだわったBluetooth内蔵のスタックアンプ「NMP-101」

今回はデジタルアンプ全盛の昨今において、あえてアナログアンプを採用。物理スイッチの挙動をアナログ回路により増幅し、物質的な魅力をユーザーに届ける。

レトロな外観を作るために、同ブランドはまず業務用の筐体(きょうたい)を無色アルマイトで染色。その後ヘアライン加工を施し、業務用の堅牢性とインテリアとしての意匠性を両立した。

大阪にある工場の力を結集し、精密な板金加工、細部までこだわった染色・塗装が施され、エッジ部分まで美観にこだわった。

NMP-101(100台限定カラーの「黒アルマイト」)

NMP-101(100台限定カラーの「黒アルマイト」)

レトロ感満載の金属製ボックス型スピーカー「NMP-102」

アンプとセットになるスピーカーは2種類を用意。

ボックス型スピーカー「NMP-102」は、業務用としても採用実績のある77ミリフルレンジのスピーカーユニットを搭載。

筐体は板金加工で、前面は金属パネルを波型に切削したデザインを採用し、あえて無骨な佇まいに。どこか懐かしい、レトロな雰囲気を演出する。

 アンプ「NMP101」、ボックス型スピーカー「NMP-102」

アンプ「NMP101」、ボックス型スピーカー「NMP-102」

ジャンクで暖かみのある金属製ホーン型スピーカー「NMP-103」

ホーン型スピーカー「NMP-103」は、タンカー船やコンテナ船などで実際に利用されている船舶用ホーンスピーカーをベースに開発された。

ブランド運営企業の「ノボル電機」で製造している業務用のスピーカーユニット“振動板”を採用し、力強くノスタルジックな音響を実現。アルミ鋳造製のため重厚感溢れる佇まいで、郷愁を感じる音響体験が味わえる。

いい意味でジャンクで暖かみのある音色を奏でるので、70年代のロックギターが奏でるミュージックと特に相性が良いはず。

アンプ「NMP101」、ホーン型スピーカー「NMP103」

アンプ「NMP101」、ホーン型スピーカー「NMP103」

インテリアとして馴染みやすいホームオーディオなので、さまざまなテイストの部屋とマッチしそうだ。

「GREEN FUNDING」プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/lab/projects/6750

(IKKI)