ニューヨーク&メキシコシティを拠点に活動するアーティスト、リカルド・ゴンザレス氏の新作展を開催

「アッシュ・ペー・フランス」が運営する東京・表参道のアートギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO(エイチピージーアールピーギャラリートウキョウ)」は、2月15日(水)~3月11日(土)の期間、リカルド・ゴンザレス氏の新作展「A Day in the Life」を開催する。

同展示会では、ニューヨークとメキシコシティの二都市を拠点に活動するアーティスト・It’s a living-リカルド・ゴンザレス氏が、初の試みとなる立体作品を発表する。

It’s a living.をシグネチャーにする作家の新作展

アートギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」は、ジャンル・固定観念にとらわれず、独自の世界を創り出すアーティストを紹介する現代アートギャラリー。

同ギャラリーでは、2月15日(水)~3月11日(土)の期間、メキシコ出身でニューヨーク在住のグラフィックデザイナー・アーティスト、リカルド・ゴンザレス氏の新作展「A Day in the Life」を開催する。

同氏は「生きている」「生きるということ」「人生」とも訳せる「It’s a living.」を、自身のシグネチャーとするアーティスト。

祖父が1960年代に書いたカリグラフィーの美しさに魅せられ、自身もカリグラフィーを始めたリカルド氏は、その過程でグラフィティ文化にも強く影響を受けながら、ニューヨークでタイポグラフィーを学んだ。

「書」の要素が強いカリグラフィーと、画面全体のグラフィカルなクオリティに影響するタイポグラフィーの面白さを融合させることで確立した同氏独自のスタイルは、ストリートカルチャーの温度感を保ちながらも、優雅で洗練された表現が特徴的だ。

そして今や「It’s a living」は、リカルド氏を表現するフレーズにとどまらず、彼の哲学にまで昇華した。美しく・シンプルな書体で描かれるその作品は、巨大なスケールの壁画・グローバルブランドのロゴ・広告。そして、ストリートで見かけるステッカーまで、様々な形で発表され続けている。

そんなリカルド氏の新作展「A Day in the Life」は、1960年代に活躍したジャズ・ギタリスト、ウェス・モンゴメリー氏の同名アルバムにインスパイアされた新作シリーズ。

人生は感情のジェットコースターであり、1日のうちに様々なことが起こる。そんな毎日の出来事の素晴らしさを祝福するために、このシリーズが生まれたという。2年ぶり4回目となる本展では、ファイバーボードをレーザーカットした厚みのある半立体作品。そして、スティールを用いた立体作品など、同氏の初の試みとなる作品で構成される。

昨年から故郷のメキシコにも新たなスタジオを構え、ニューヨークとメキシコシティの二都市を拠点により精力的に活動する、It’s a living-リカルド・ゴンザレス氏。

会期初日にはリカルド氏本人が在廊の上、オープニングレセプションの開催を予定しているという。「Apple」「Nike」「Google」「Toyota」など、多数の世界的ブランドをクライアントとする、同氏の作品を体感しに「hpgrp GALLERY TOKYO」を訪ねてみてはいかがだろう。

A Day In The Life It’s a living-Ricardo Gonzalez
会場:hpgrp GALLERY TOKYO
所在地:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F
会期:2月15日(水)~3月11日(土)
営業時間:12時~19時
定休日:日曜日~火曜日
公式サイト:https://hpgrpgallery.com/

(高野晃彰)