茨城・ひたちなかで「コーヒーにまつわるうつわ展」開催。モカを通してエチオピアのコーヒー文化を学べる企画も

サザコーヒー本店内にあるサザコーヒーギャラリーにおいて、1月17日(火)10時よりコーヒーの抽出器具やその他コーヒーにまつわるうつわの展示が開催される。イベント初日にはギャラリー内でコーヒーイベント「エチオピア・コーヒーセレモニー」も開催されるため、コーヒー好きは要チェックだ。

エチオピアの世界最古の商業コーヒー抽出文化を紹介

サザコーヒー社代表である鈴木太郎氏は、コーヒー買付のために世界各地を訪れた際、コーヒー消費の喫茶文化に積極的に触れている。同氏がこれまでに何度も通ったエチオピアは世界最古のコーヒー生産地であり、その文化も非常に興味深い。

エチオピアのコーヒー抽出器具とサザコーヒー社のある茨城県の陶芸文化には共通している部分があり、いずれも土で作られた土器や陶器を使用している。そのことに目を付けた鈴木太郎氏が茨城県笠間市の茨城県立陶芸大学校と駐日エチオピア大使館に協力を仰ぎ、今回の展示が開催されることとなった。

期間中はエチオピアの文化に沿ったコーヒーが提供される

1月17日(火)から1月23日(月)の「うつわ展」期間中は、サザコーヒー本店でコーヒー消費文化の中でも最も古い部類のエチオピアコーヒー文化を取り入れたコーヒーが提供される。

さらにサザコーヒーに併設されたギャラリーサザ内では、1月17日(火)13時30分からエチオピア式のコーヒー提供を行う「コーヒーセレモニー」も開催される予定だ。ギャラリーは一般入場無料となっているので、気軽に立ち寄ってほしい。

世界最古のおもてなしコーヒー

エチオピアには、コーヒーに関する最古のおもてなし儀式があると言われている。素焼きの抽出器具を使用してコーヒーを抽出し、客人に振る舞う文化は「コーヒーセレモニー」と呼ばれている。鈴木太郎氏も買付の際に、何度もこの「コーヒーセレモニー」式のコーヒーを堪能しているそうだ。

エチオピアの「コーヒーセレモニー」とは、生豆を焙煎したのちに素焼きの「ジャバナ」と呼ばれるコーヒーポットに「モカ」コーヒーの粉を投入し、さらに直火でコーヒーを炊き、抽出したコーヒーをエチオピア式のコーヒー茶碗に注ぎ皆で楽しむものだ。この方法でコーヒーを抽出すると、より甘さや香りを感じられるそう。

サザコーヒー社はコーヒー豆の持つ香りやうまみの潜在能力をより引き出すために、さまざまな抽出方法などを研究中だ。この機会に珍しい「コーヒーセレモニー」式のコーヒーを味わってみてはいかがだろうか。

コーヒーにまつわるうつわ展
会場:ギャラリーサザ(サザコーヒー本店内)
所在地:茨城県ひたちなか市共栄町8-18
開催期間:1月17日(火)〜1月23日(月)
時間:10:00〜18:30 ※月曜は15:00まで
サザコーヒー 公式サイト:http://www.saza.co.jp/

(kyoko.)