完成したばかりの露天風呂付き客室に泊まる熱海旅。老舗温泉宿「古屋旅館」がリニューアルオープン

創業1806年の熱海で最も老舗とされる温泉宿「古屋旅館」。同旅館は、約1か月間全館を休業して客室のリニューアル工事を実施、全天候型「室内露天風呂」付きの客室6室を完成させ、11月15日(火)にリニューアルオープンした。

温泉が恋しいこの季節、天然温泉の室内露天風呂を楽しんでみたい。

伝統文化とモダンな快適さを追求した客室が完成

コロナ禍でプライベート利用できる客室風呂へのニーズが高まっている。そこで同旅館では昨年、離れ棟の客室4室を全天候型「室内露天風呂」にリニューアルし、稼働率は9割を超える。

今回、本館客室のうち6室を全面改装し、老舗旅館としての伝統文化とモダンな快適さを追求した古屋旅館オリジナルの客室へと生まれ変わった。

ヒノキ造りの浴槽、伝統とモダンの両立、感染症対策装置の設置

「室内露天風呂」付きの客室をリニューアルしたポイントは3つ。

1.国産天然ヒノキ造りの浴槽で全天候型「室内露天風呂」

リニューアルした客室では、外付け電動ブラインドを設置した室内露天風呂を実現した。

浴槽は総ヒノキ造りを採用し、ヒノキのぬくもりと古屋旅館が培ってきた伝統、日本文化を感じる作りとなっている。

温泉は同旅館が単独所有する名湯で熱海七湯の一つ「清左衛門の湯」を引き込み、屋外の空気を感じながら24時間かけ流しで楽しめる。循環設備や過熱設備等を一切使わない100%天然温泉を、室内風呂で堪能できる。

2.日本伝統の温泉旅館のしつらえとモダンさの両立

改装にあたっては一度スケルトンに戻し、ゼロから部屋のリニューアル工事に着手した。

客室の柱や梁にも新たに国産ヒノキを採用。障子や欄間には、伝統木工技術「組子細工」を用いて細部から上質な空間を演出した。

「組子細工」を用いた演出

「組子細工」を用いた演出

6室のうち4室は、座卓と座椅子ではなく洋テーブルとチェアを配置し、昨今のニーズにも対応した。一方で、「部屋食・布団敷き」にこだわり、日本旅館の枠組みを残した。

伝統とモダンさの両立を図った客室

伝統とモダンさの両立を図った客室

3.新型コロナウイルス感染症対策装置の設置

同旅館では、医療機関でも使われるダウンライト型脱臭除菌装置「IonSupply」を全室に設置した。天井から低濃度オゾンとマイナスイオンの混合気体が24時間排出され続け、消臭とともにコロナウイルスへの効果も認められている。

また、深紫外線LEDを搭載した空気除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」を全室に設置。菌やウイルスに深紫外線LEDの光を当て、菌やウイルスのDNAを破壊し不活化させるため、新型コロナウイルス等にも有効と考えられている。

週末の利用でも便利なリゾート地、熱海。大切な人を誘って、客室で熱海の温泉を満喫しよう。

古屋旅館
所在地:静岡県熱海市東海岸町5-24
公式サイト:https://atami-furuya.co.jp

(MOCA.O)