南アフリカ初の日本人ワイン醸造家、佐藤圭史氏が夢の実現のためクラウドファンディング実施中

日本から遠く離れた南アフリカのスワートランド。そこで日本人初のワイン醸造家として活動し、「Cage Wine(ケイジワイン)」を生み出した佐藤圭史氏が、クラウドファンディングサイト「READYFOR」でプロジェクトを公開している。

開始からわずか11日で目標額200万円を達成し、現在はブドウ畑との契約を目指す500万円のネクストゴールに挑戦中。11月17日(木)まで支援者を募集する。

無謀とも思われた佐藤圭史氏の「Cage Wine」

かつて渋谷区神泉でオレゴンワイン専門店「Soyokaze」を経営していた佐藤氏。2016年、世界各地のワイン産地を巡る旅で南アフリカを訪問したことをきっかけに、同地でのワイン造りを決意したという。

拠点とするスワートランドはアフリカ大陸の最南端ウエスタン・ケープ州にあり、大西洋とインド洋に面した四季豊かな土地。ワイン産地の90%以上が世界自然遺産にあり、サスティナブルな農業基準を遵守したブドウ栽培とワイン醸造を実践している。

2017年、わずか1,000本の仕込みから始まったチャレンジは、1,000本が2,000本に、2,000本が4,000本にと少しずつ規模を拡大してきた。

コロナ禍による苦境を経験しながらも、今年の「5周年限定醸造 Cape White Blend」では、ついに10,000本を仕込むに至る。

好みに応じて選べる「READYFOR」でのリターン

プロジェクトでは、5,000円から1,000,000円まで支援金額に応じて複数のリターンが用意されている。一例を紹介する。

Cage フラッグシップ 白ワイン「シュナン・ブラン」2021

10,000円の支援に対するリターンは、5周年記念ニューラベルの白ワイン「シュナン・ブラン」1本、サンクスレター、2023年収穫報告冊子だ。

ブドウは南アフリカの5つ星生産者、アディ・バーデンホスト氏の自社畑のものを使用している。平均樹齢45年のブッシュヴァイン仕立てだ。収穫報告冊子は2023年5月末、PDF資料をメールにて送信予定。

Cage フラッグシップ 赤ワイン「グルナッシュ」2021

同じく10,000円の支援に対するリターンとして、赤ワインも選べる。5周年記念ニューラベル「グルナッシュ」1本、サンクスレター、2023年収穫報告冊子が送られる。

こちらはアディ氏の契約畑のブドウ使用で、平均樹齢25年のブッシュヴァイン仕立てだ。

【READYFOR限定】2021 ヴィンテージ 3本セット

複数のワインを飲み比べたいという場合は、30,000円の支援に対するリターンとして、「Cage Wine 2021 ヴィンテージ 5周年記念 3本セット」もある。サンクスレターなどが届くのは上記2つと同じだ。

自分の畑、自分のワイナリーへと佐藤氏の夢は続く

そのほかのリターンや、資金の使い道などプロジェクトの概要は「READYFOR」サイトに詳しく掲載されている。将来は自分の畑、自分のワイナリーと佐藤氏の夢は続いていく。海の向こうでの果敢なチャレンジを応援したい。

Cage Wine クラウドファンディング
期間:11月17日(木)まで
プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/cagewine

(SAYA)

※金額はすべてシステム利用料別