宝石の翡翠で創る「菓子切り」が誕生。究極の茶道具で口福という珠玉の体験を

創業35年の翡翠(ひすい)専門ブランド「翡翠人(ひすいびと)」が、宝石の翡翠を使用した菓子切りを制作した。

本物の宝石を使った高級感と、上質な翡翠の文様を活かし芸術性を兼ね備えた「翡翠菓子切り」は、10月22日(土)に販売開始する。

翡翠アーティスト森安師裕さん渾身の作品

翡翠をこよなく愛し、翡翠ランプや翡翠絵画の製作を行う翡翠アーティスト・森安師裕(もりやすかずひろ)さん。情熱をかけた渾身の新作として「翡翠菓子切り」を制作、販売を開始する。

ちなみに菓子切りとは、茶会で出される和菓子を切って口に運ぶための道具。茶道では欠かせない道具のひとつとされる。

森安さんと翡翠との出会いは中学生の頃にまで遡るという。

「中学生の時に、翡翠原石と出会いました。父に研磨機を用意してもらい、磨きの技術により輝くその美しさ、艶、そして翡翠の持つエネルギーからその虜になりました。それ以降、ミャンマーでは原石の入札に参加できる日本人として何度も渡航し、翡翠原石を製品化する工程を一貫して自身の手で行っています」

そう森安さんは翡翠について語る。

さらに今回、「翡翠菓子切り」を制作した理由を、「古代から伝わり、地球の自然美を含有する翡翠で創られた菓子切りを使うことで、口福を体感し、より心の豊かさを感じてもらえれば」と述べている。そんな「翡翠菓子切り」の定価は、77,000円(税込)となる。

美術品・茶道具・お守りとしても愛用したい

「翡翠菓子切り」は、宝石で作られた菓子切りなので、美術品としての価値を持つのは言うまでもない。

しかし、実際に菓子切りとして使う際、手にした時の感触、唇に触れる時の滑らかさなども体感できる。その全てが五感に響く、ほかの菓子切りとは異なる、逸品に仕上げられている。

茶の湯の場においては、自身のこだわりの茶道具として「翡翠菓子切り」を持つことにより、日本神話の時代から伝わる高貴な翡翠の浪漫に浸ることができる。また、使うほどに愛着が湧いてくる。

また、翡翠は古代には祈りを捧げる儀式に使われるなど、邪気を除けるお守りとされてきた。多くの人に心豊かで幸せな気持ちを届けたいという思いから「翡翠菓子切り」を製作するという森安さん。

美術品や茶道具としてはもちろんのこと、「翡翠菓子切り」を自分や大切な人へのお守りとして、側に置くのもよいだろう。

翡翠人(ひすいびと)
公式サイト:https://hisuibito.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hisuibito/

(高野晃彰)