ディオールが、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の増改築を手がけたことで知られる、谷口吉生氏の設計によるギンザ シックスの一角を占めるエクスクルーシブなブティック、「ハウス オブ ディオール ギンザ」をリオープンした。
リオープンを前に行われたプレビューには、三浦翔平氏、ヨンアさん、山田優さん、水上恒司氏、市川染五郎氏、前田敦子さん、スキージャンプ 金メダリストの小林陵侑氏(所属:土屋ホーム)らが来場、華を添えた。
ディオールの過去、現在、未来が凝縮した新空間
ドレスのドレープを彷彿とさせる壮麗なファサードから一歩足を踏み入れると、「オテル パルティキュリエール(邸宅)」の造形を再現した空間へ。
「ハウス オブ ディオール ギンザ」の店内は、ヴェルサイユ宮殿の特徴でもある寄木張りの床や大きな木造パネルによって再解釈された「カナージュ」など、「30 モンテーニュ」の象徴が落とし込まれ、ヘリテージとモダニティが生み出すメゾンのストーリーを物語る。
コーラルをアクセントにしたホワイト、グレー、ゴールドを基調とするフロアが洗練された印象をもたらし、高さ7mのアトリウムには、スモールレザーグッズやシューズ、アクセサリー、ファインジュエリー、タイムピーシズがディスプレイされ、ゲストを出迎える。
そして、スタジオ サワダ デザインによるサスペンションを見下ろす大きな階段が、マリア・グラツィア・キウリ氏によるウィメンズ コレクションから、キム・ジョーンズ氏によるメンズ コレクション、そして、ディオール メゾンへと誘う。
サヴォワールフェールと文化が出会う、新しい場所
「ハウス オブ ディオール ギンザ」は、現代アーティスト達の作品を迎えることによって、ムッシュ ディオールのアートへの情熱と日本のクリエイションにオマージュを捧げる。
ブティックのエントランスでは、画家・大庭大介氏がメゾンのために特別に制作した桜の花をモチーフにした2つの壁画が、時空を超えたポエティックなひとときを演出。この不思議な感覚に余韻を与える、アーティスト・森万里子氏の作品は、そのホログラフィックな色彩によって、幻想的な異空間を際立たせる。
メンズとウィメンズ コレクションのエリアには、中村一美氏の「A Bird in its Existence(存在の鳥)」シリーズのキャンバスや、石川順惠氏のサイン入りコンポジションが並び、プライベートサロンでは、ジョエーレ・アマーロの絵画の光り輝く色彩が、居心地のよい空間に素晴らしい驚きを与える。
「カフェ ディオールbyラデュレ」で特別なひとときを
「カフェ ディオールbyラデュレ」では、この魅惑的な空間で、フランスのエレガンス「アール ドゥ ヴィーブル(暮らしの美学)」を体現する夢のようなひとときを体験できる。
千鳥格子モチーフや「カナージュ」などのディオールのシンボルがあしらわれたテーブルウェアが揃う洗練された空間で、スイーツとセイボリーが組み合わされたフュージョンスタイルのメニューが楽しめる。
また、究極のサプライズとしてトンカビーンズやオレンジブロッサムとアーモンド、ピンクグレープフルーツなど、ここでしか味わえない「カフェ ディオール byラデュレ」限定のマカロンが登場する。
ディオールのアトリエが誇る卓越した技術が凝縮された「ハウス オブ ディオール ギンザ」。メゾンの過去、現在、未来、そしてクチュールと建築の魅惑的な対話の中で、様々な体験ができる場所として魅了し続ける。
クリスチャン ディオール:https://www.dior.com
(MK)