人気美術館「大阪中之島美術館」が、2023年度に開催する展覧会ラインナップの内容は?

「大阪と世界の近代・現代美術、デザイン」をテーマに据えたコレクションを核とする「大阪中之島美術館」。

開館から半年が経ち、40万人を超える人々が訪れる人気美術館だ。同施設は、このたび2023年度に開催する展覧会のラインナップを決定した。

2023年度に開催する展覧会のラインナップ

誰でも気軽に立ち寄ることができる「パッサージュ(遊歩空間)」を中心に、魅力的な「場」として、知識や経験が交わる「機会」を生み出す大阪中之島美術館。2023年度に開催する展覧会のラインナップを紹介しよう。

開館1周年記念特別展 佐伯祐三 自画像としての風景

国内最大級の佐伯祐三コレクションを誇る同施設では、待望の佐伯祐三展を開催。

初出品作や画家の代表作を含む約140点を一堂に展観して、その造形性を再考する。会期は、2023年4月15日(土)~6月25日(日)。

デザインに恋したアート。アートに嫉妬したデザイン

戦後日本のデザインを追いながら、同時代のアートを提示し、デザインとアートの境界や“重なりしろ”を考える。会期は、2023年4月15日(土)~6月18日(日)。

民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある

思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝「民藝」。民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約130件を展示する。会期は、2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)。

Parallel Lives 平行人生-新宮晋+レンゾ・ピアノ展

日本とイタリアの芸術家、新宮晋氏とレンゾ・ピアノ氏が平行する展覧会。二人の歩みをたどりながら、現在進行形の創作活動とその世界観を紹介する。会期は、2023年7月13日(木)~9月14日(木)。

特別展 生誕270年 長沢芦雪

奇想の画家・長沢芦雪の初期から晩年までの作品を紹介する回顧展。無量寺の『龍・虎図襖』(重要文化財)など、大胆で斬新な構図による迫力満点の大画面の作品は圧巻。会期は、2023年10月7日(土)~12月3日(日)。

テート美術館展 光-ターナー、印象派から現代へ

ロンドン・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選。18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する。会期は、2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日)を予定している。

決定版! 女性画家たちの大阪

20世紀前半、大阪に相次いで登場した島成園・河辺青蘭・融紅鸞など日本画を描く女性たち。

全国的に注目を集めた彼女たちの作品と、活動の軌跡を紹介する。会期は、2023年12月23日(土)~2024年2月25日(日)。

モネ 連作の情景

印象派の巨匠、クロード・モネ。彼が描いたさまざまな連作を紹介し、壮大なモネ芸術の世界に誘う。会期は、2024年2月10日(土)~5月6日(月・休)。

没後50年 福田平八郎展

日本美術の伝統を継承しつつ、西洋絵画からの刺激を受けながら近代的な新しい日本画の世界を切り拓いた、福田平八郎の画業を紹介する。会期は、2024年3月9日(土)~5月6日(月・休)。

水都・大阪のシンボルともいえる中之島。高層ビルが林立する空間に建つ漆黒のミュージアムでのアート鑑賞。2023年は、心を突き動かされる体験に身を任せてみては。

大阪中之島美術館
所在地:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
2023年度ラインナップ プレスリリースページ:https://nakka-art.jp/press-post/2023lineup/

(高野晃彰)