マクラーレン・スーパーシリーズの最高峰として、昨年4月に限定765台で登場したクーペバージョンの「765LT(ロングテール)」はすでに完売。今回の765LTスパイダーは、765LTが備えた究極ともいえるパフォーマンスとスピリットを受け継ぐ、コンバーチブルバージョンとなる。
限定台数はクーペと同じく車名にちなんだ765台で、搭載する4.0L・V8直噴ツインターボの最高出力は圧巻の765psを発生。最大トルクは800Nmを発生し、0-100km/h加速はわずか2.8秒で駆けぬける。
流麗かつスパルタンな雰囲気を漂わせるスタイルは、クーペの765LT譲り。カーボンファイバー製ボディパネルやチタン製の4本出しエキゾーストシステム、超軽量の10スポーク鍛造アルミホイールなどを採用し、軽量化を徹底している点も同様だ。
ルーフには、カーボンファイバー製の電動リトラクタブル・ハードトップを採用。開閉に要する時間は11秒で、50km/h以内であれば走行中でも開閉できる。
また、電動リアウィンドウも備えるため、ルーフを閉めている時でも4本出しのチタン製エグゾーストシステムが放つ、ドラマチックな“LTサウンド”を堪能することができる。
特筆すべきはコンバーチブルの開発も見据えた軽量かつ強靭なシャシー構造で、クーペからの重量増はわずか49kg、車重は1,388kgに抑えられている。
価格は4,950万円。また、追加費用ナシのオプション装備として、標準では省略化されている空調やオーディオシステム、段差を乗り越える際にノーズを持ち上げるリフトシステム、360°カメラシステムなどを搭載することもできる。
(zlatan)
画像元:マクラーレン・オートモーティブ・アジア
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