A6シリーズは前身にあたる「Audi 100(1968年)」から実に50年以上にもわたって販売を継続している、アウディブランドの最長寿シリーズ。現行アウディA6/A6アヴァントは、2019年3月に発売された第8世代となる。
今回のグレード体系の見直しは大胆なもので、従来までのエントリーであったディーゼル仕様の「45 TDI クワトロ」ならびにガソリン仕様の「45 TFSI クワトロ」を廃止し、A6シリーズ全体のステータス性をワンランク上げている。
新たなエントリーグレードとなる「45 TDI クワトロ sport」と「45 TFSI クワトロ spotr」は、レザースポーツシートやバーチャルコックピット・プラス、スポーツサスペンションなどを装備する、明らかに贅沢な仕立て。今回はそのクオリティを維持したまま、ディーゼル仕様では33万円、ガソリン仕様では10万円もプライスダウンしている。
加えて驚きなのが、オプション装備である「S lineパッケージ」の変更だ。こちらは従来の装備に加え、サラウンドビューカメラやパークアシストプラス、電動チルト/テレスコピックステアリング、電動トランクリッド(セダンのみ)を追加しながら、価格を9万円ダウンの43万円に設定している。
パワートレーンは、いずれもマイルドハイブリッドを組み合わせた2.0Lの直噴ターボディーゼル(最高出力204ps/最大トルク400Nm)、もしくは2.0Lの直噴ガソリンターボ(同245ps/同370Nm)に、7速DSGと4WDシステムのクワトロを搭載する。
マイルドハイブリッドの効果は、モーターアシストによるダイナミクス性能の向上、さらなる好燃費、アイドリングストップや再始動における上質なマナーなどが挙げられる。WLTCモード燃費は、ディーゼル仕様が16.1km/L、ガソリン仕様が11.4km/Lをマークする。
■グレードおよび価格
A6 40 TDI クワトロ sport=759万円
A6 45 TFSI クワトロ sport=789万円
A6アヴァント 40 TDI クワトロ sport=795万円
A6アヴァント 45 TFSI クワトロ sport=825万円
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン
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