メルセデスが「すべてを備えた本格SUV」と謳う自信作が新型GLB。ボディサイズは全長4,650×全幅1,845×全高1,700mm、ホイールベース2,830mmとなり、最低地上高は余裕の202mmを確保している(すべてGLB 250 4MATIC スポーツの数値)。
塊感のあるデザインは、SUVとしての力強さがみなぎるよう。フロント&リアエンドは垂直に切り立ち、4輪はがっしりと大地を掴み、ボディ下部はアンダーガードで保護されている。また、ボディサイドにいわゆるキャラクターラインは無く、ドアパネルやリアフェンダーなどの“面の張り”によって力強さを表現している点も特徴的だ。
インテリアは最新メルセデスの流儀に倣い、MBUX内蔵のワイドスクリーンディスプレイや、ジェットエンジンのタービンを想わせる5つの円形エアアウトレットなどを備え、モダンかつアバンギャルドな雰囲気にまとめられている。
また、アルミニウム調チューブデザインを奢った助手席ダッシュボードやセンターコンソール両端部が、GLBならではの個性を演出している。
2列目シートは、60:40分割の前後スライド(140mm)と、40:20:40分割のリクライニング機構(8段階)を採用。肩口のレバーを操作するだけで前倒し&前方スライドができるので、3列目シートへのアクセスも容易だ。
そのほか、2段階高さ調整式のラゲッジフロアや自動開閉式のテールゲート、2列目&3列目にそれぞれ2つずつのUSBポート、スマホのワイヤレスチャージング機能(前席)などを標準装備し、かゆいところに手が届く仕立てとされている。
グレードならびにパワートレーンは2機種。エントリーグレードの「GLB 200d」は、2.0Lの直噴ディーゼルターボ(150ps/320Nm)に新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」とFF(前輪駆動)を組み合わせ、ロングラン性能に秀でた特性が与えられている。
一方の「GLB 250 4MATIC スポーツ」は、2.0Lの直噴ガソリンターボ(224ps/350Nm)に「8G-DCT」と四輪駆動の4MATICを組み合わせ、パワフルかつダイナミックな走りを実現する。基本的な前後トルク配分は、ドライブモードの「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」で70:30、「オフロード」で50:50となる。
価格は「GLB 200d」が512万円、「GLB 250 4MATIC スポーツ」が696万円。
(zlatan)
画像元:メルセデス・ベンツ日本
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