VWの痛快ホットハッチ「GTI」が一気に3モデルへ。限定のMT仕様も見逃せない

6月6日から限定車の「up! GTI」と特別仕様車「ゴルフ GTIダイナミック」、そして7月3日から新型「ポロ GTI」が発売される。

2ドア仕様をベースとした「up! GTI」は、初代ゴルフGTIのコンセプトを受け継いだ“軽くて速い”モデルだ。全長3,625×全幅1,650mm、車重1,000kgという軽量コンパクトなボディを、最高出力116ps/最大トルク200Nmを発生する1.0L直噴ターボエンジンが痛快に加速させていく。このエンジンはup!として日本初導入で、トランスミッションは6速MTが組み合わされる。

また、足回りもGTI専用のスポーツサスペンションやレッドブレーキキャリパー、17インチアルミホイールなどで強化。もちろんGTIの伝統を踏襲し、ラジエーターグリルの赤いストライプやタータンチェック柄のシートなどを採用している。価格は219万9,000円で、限定600台。

特別仕様車の「ゴルフ GTIダイナミック」は、ゴルフGTIの“ダイナミックさ”を動力的にも視覚的にも強調したモデルだ。象徴的なのは足回りで、アダプティブシャシーコントロール“DCC”や、赤いストライプをあしらった18インチアルミホイールを採用する。

搭載エンジンのスペックは、最高出力230ps/4,700~6,200rpm、最大トルク350Nm/1,500~4,600rpm。トランスミッションは6速DSG(445万9,000円)と6速MT(435万9,000円)が用意されるものの、6速MTは100台のみの限定。専用の購入希望申し込みサイト(https://www.volkswagen.co.jp/ja/kiyaku/20180608.html)から、2018年8月31日まで受け付けている。ちなみに6速MTモデルの車重1,350kgは、6速DSGより30kg軽い。

最後に紹介する「ポロ GTI」は、フルモデルチェンジを受けて6代目となった最新ポロをベースに高性能化したモデルだ。全長4,075×全幅1,750×全高1,440mmへと拡大したボディサイズは、ちょうど4代目ゴルフと同じぐらい。

エンジンは2.0Lの直噴ターボで、最高出力200ps/4,400~6,000rpm、最大トルク320Nm/1,500~4350rpmを発生。トランスミッションは6速DSGのみ設定される。

足回りでは、電子制御式XDSディファレンシャルロック、スポーツサスペンション、アクティブダンパーが選択できる“Sport Select”シャシー付きスポーツパフォーマンスキットなどが標準装備となる。

内外装の仕立てはわかりやすく「GTI」だ。また、最新のデジタルメーターや全車速追従機能付きACC、歩行者検知対応のブレーキシステム、日本初導入となるスマホの「ワイヤレス チャージング」なども採用する。価格は344万8,000円。

(zlatan)

画像元:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン