【進撃の巨人のモデルはココだ!】世界に点在する驚きの城塞都市とは

■進撃の巨人』のモデルになったといもいわれる都市
ネルトリンゲン(ドイツ)

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ネルトリンゲンはドイツ南部にある中世の雰囲気を残した都市です。『進撃の巨人』の舞台となった都市のモデルになったともいわれており、TBSテレビの『世界ふしぎ発見!』でもアニメ『進撃の巨人』とともに紹介されていました。

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丸く壁に囲まれたこの都市は、今から約1500年前に落ちた隕石によって造られたクレーターの上に、1327年に造られました。その当時のものが現在もほぼ完璧な状態で残されています。壁の高さはマンションの3階ほどの10メートルあり、外部からの侵入を防いでいました。

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今でも、城塞の中で普通に生活が営まれており、統一感のあると建物が見せる風景は圧巻です。
■壁に囲まれた状態が見事に残る城塞都市
カルカソンヌ(フランス)

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フランスの南部にあるのがカルカソンヌという城塞都市です。フランスでは、モン・サン=ミッシェルに次ぐ観光地となっているほど人気がある都市です。中世の城塞都市としては、ヨーロッパ最大級であり、「歴史的城塞都市カルカソンヌ」として、世界遺産にも登録されています。また、状態のよい二重の壁が残っており、こちらもネルトリンゲン同様に、『進撃の巨人』のモデルではないかとファンの間でいわれています。

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その歴史は古く、紀元前6世紀ごろに建造がはじめったといわれています。現在残っている城壁は、13世紀にフランス国王ルイ9世が復旧、強化させたときに造られたものです。壁の高さは最大15メートル。マンション5階分に匹敵します。外壁の周囲は約3キロあり、赤色や青色をした屋根を持つ53の塔が、中世ヨーロッパらしさを引き立てています。
■ジブリ映画『紅の豚』モデルになったともいわれる港町
ドゥブロヴニク(クロアチア)
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「アドリア海の真珠」と呼ばれるほどの美しい姿を現在に残す城塞都市。1979年には世界遺産にも登録されました。その透き通った青い海と、鮮やかなオレンジ色の家々の屋根はまるでファンタジーの世界のよう。宮崎駿監督の『紅の豚』の舞台になっているともいわれています。

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ヨーロッパの海洋の重要な拠点として繁栄したこの都市は、侵略にさらされ続けてきました。その攻撃から守るため、城塞の建造が7世紀ごろから始まったされています。現在残っている城壁等は、12世紀から17世紀に造られたものです。その高さは12メートルにおよびます。この美しさを一度は体感してみたい城塞都市です。

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『世界の城塞都市』(開発社)より

写真クレジット
●カルカソンヌ
・A-1:ROGER GARCIA / LA DEPECHE DU MIDI / PHOTOPQR / Zeta Image
・A-2:Brian Hamilton / Photoshot / Zeta Image
・A-3:Joan Roig / Photoshot / Zeta Image
●ネルトリンゲン
・B-1:アートイエス/アフロ
・B-2:Yoshihiro Senda
・B-3 :Paolo Allegris / Cuboimages / Photoshot / Zeta Image
●ドゥブロヴニク
・C-1:shutterstock_89060818Simone Simone
・C-2,C-3 :Sozo Enomoto