【まとめ】寒さが厳しい冬に訪れたい!新鮮な湯を楽しめる源泉かけ流しの温泉宿5選

いつでも新鮮な湯を楽しめる源泉かけ流しの温泉は、身体を温めてくれるだけでなく、心もリフレッシュしてくれるに違いない。

この記事では源泉かけ流しの温泉宿を5か所厳選して紹介する。温泉によってさまざまな効能に期待ができるため、この冬は湯治の旅に出かけてみてはいかがだろう。

目次
<山形>プロが選ぶ旅館100選に40年連続入賞を誇る温泉宿
<長野>特別室の温泉で自然と調和したリトリート体験を
<神奈川>豊臣秀吉も愛した箱根七湯の名湯のひとつ
<山形>小野小町ゆかりの地で源泉100%の温泉を楽しむ
<静岡>源泉そのままを楽しむかけ流しの露天風呂

<山形>プロが選ぶ旅館100選に40年連続入賞を誇る温泉宿

山形県鶴岡市にある「あつみ温泉 萬国屋」は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において、なんと40年連続入賞している老舗旅館。

350有余年受け継がれてきたおもてなしの心を大切にし、素敵な旅のひとときを演出してくれる宿だ。

同施設は、今回、全室露天風呂付の新客室をリニューアル。毎分1,100〜1,300リットルと湯量が豊富なあつみ温泉の特徴を生かし、源泉かけ流しの湯を満喫できる客室が誕生した。

新露天風呂付客室は、全客室コンセプトに合わせたデザインの大石田焼「次年子窯」で作られた陶器風呂(露天風呂)を設置。あつみの湯と庄内の美しい景観のどちらも楽しめる仕様だ。

「食の都」とも呼ばれる山形・庄内地方の素材を生かした名物料理も見逃せない。地元で水揚げされた真鯛をふんだんに使った「鯛めし朝食」では、出汁の旨味を堪能できる「鯛茶漬け」や、「鯛の刺身」が楽しめる。

目でも舌でも楽しめる料理を堪能し、美しい景色が広がる源泉かけ流しの露天風呂で癒される。
山形・庄内の魅力を再発見する旅になることだろう。

あつみ温泉 萬国屋
所在地:山形県鶴岡市湯温海丁1
公式サイト:https://www.bankokuya.jp/

<長野>特別室の温泉で自然と調和したリトリート体験を

信州戸倉上山田温泉の旅館「玉の湯」に、特別室「月風リトリート〜TSUKIKAZE RETREAT~」が誕生。月風リトリートは、千曲川の流れと四季折々の美しい里山風景を一望できる特別な空間だ。

約7平米ある屋内バルコニー“風待ちテラス”の大きな窓からは、目の前に雄大な山々の絶景が広がり、豊かな自然を感じながら心身をリフレッシュする時間を味わえる。

インテリアにもこだわり、現代的な和の趣がある和モダンのエッセンスを取り入れ、日本の伝統とモダンな要素が融合。さらに、温かみのある木材と柔らかな照明が心地よい空間を作り出してくれる。

月風リトリートの専用風呂では、源泉かけ流し温泉の湯浴みが体験できる。風呂にも大きな窓が設けられ、窓からは四季折々の絶景が広がっている。

自然との調和できる感覚を味わえ、ほかにはないリトリート体験が叶うことだろう。

玉の湯
所在地:長野県千曲市上山田温泉1-74-11
公式サイト:https://www.tamanoyu-nagano.com/

<神奈川>豊臣秀吉も愛した箱根七湯の名湯のひとつ

江戸時代に蔦屋平左衛門が創業した歴史ある湯宿「蔦屋旅館」を引き継ぎ、2019年11月に「箱根つたや旅館」としてリニューアルオープン。

つたや旅館は、日本有数の温泉地であり、箱根七湯の名湯のひとつ。500年以上の歴史を持つ「底倉温泉」の源泉を楽しめる、唯一の宿泊施設だ。

歴史は古く、豊臣秀吉が小田原城征伐のために箱根底倉の地に石風呂をつくり、将兵たちの疲れと傷を癒したと言われている。

同施設には、源泉かけ流し、露天風呂、内風呂が男女ひとつずつと、「温泉ラウンジ」も用意されている。温泉ラウンジには森と川を望める窓際のデスクスペースや、ソファ、座敷のスペースを完備。

温泉後のひとときをゆっくり過ごせるのも嬉しいポイントだ。

古くから多くの湯治客に愛されてきた名湯を、ぜひ肌で実感してみてほしい。

箱根つたや旅館
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町底倉240-1
公式サイト:https://hakone-tsutaya.com/

<山形>小野小町ゆかりの地で源泉100%の温泉を楽しむ

山形県米沢市にある小野川温泉の老舗旅館「名湯の宿 吾妻荘」がリニューアルオープンした。同施設は、寛政元年(1789年)より湯治場として愛されてきた歴史がある。

小野川温泉は、美容効果の高い「美人湯」として親しまれ、肌にやさしい成分の温泉が特徴だ。平安時代の歌人・小野小町がこの地の温泉に浸かり、病も癒え、絶世の麗人に生まれ変わったという伝説があるんだとか。

そんな小野川温泉の源泉が100%かけ流しで楽しめるのが「名湯の宿 吾妻荘」の温泉だ。

部屋についている半露天風呂は、源泉に対して加水、加温、塩素消毒などは行わず、源泉のみを使用。35度と80度のお湯をあわせ、心地よく入浴できる温度に調整されている。

温泉が部屋についているため、一度だけでなく、何度もそのお湯の素晴らしさを楽しめることも魅力のひとつ。

都会の喧騒を離れ、歴史ある名湯を心ゆくまで楽しんでみては。

名湯の宿 吾妻荘
所在地:山形県米沢市小野川町2471
公式サイト:https://azumasou.com/

<静岡>源泉そのままを楽しむかけ流しの露天風呂

静岡県伊豆市土肥にある温泉旅館「あたら夜 西伊豆」では、今年10月より露天風呂付き客室がすべて源泉かけ流し温泉にリニューアルした。

「あたら夜」とは、万葉集に詠われた可惜夜(あたらよ)、明けるのが惜しい素晴らしい夜に由来している。

同施設で楽しめる源泉の温度は約57度だが、客室へ流れる頃には適温に。加水や加温はせず、源泉そのままの泉質を楽しめるのが魅力だ。

泉質は「カルシウムナトリウム硫酸塩塩化物泉」で、さまざまな効能もある。代表的なものでは神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など。優しい湯に包まれながら、心と身体を癒してほしい。

同施設では、源泉かけ流しへのリニューアルに伴い、ライブキッチンも拡充した。

今までも静岡県産A5ランク肉のフランベや伊豆野菜を使用した天ぷらなどを目の前で提供していたが、本場和食料理人の魚の解体ショーなども今後展開される予定だ。

“夜を愉しむ宿”で、特別な素晴らしい夜を体験してみては。

あたら夜 西伊豆
所在地:静岡県伊豆市土肥324
公式サイト:https://www.atarayo-nishiizu.jp/

源泉かけ流しの魅力は、温泉のもつ匂い、色味、肌触り、成分がそのまま楽しめることにある。それぞれの温泉によって泉質もさまざまだ。

この冬の温泉旅行では、温泉の個性あふれる泉質に注目してみるのもいいだろう。

(IGNITE編集部)