あらゆる一流が集まる街、東京・銀座。その一角に、老舗バーを改装した小規模醸造所がある。
「ブリューインバー」として知られた同店を、4月にレストラン「orca(オルカ)」としてリニューアルオープン。ブルワーによる工場見学やビールをセットにした特別なシェフディナー「オルカコース」をスタートする。
ブルワー自らサービスするレストラン「orca BREWERY」
生まれ変わる「orca」は、店内にクラフトビール醸造所を併設したレストラン。醸造したブルワー自らサービスする一体型レストランとして、銀座発の“モノづくり”を実現する。
前身の「ブリューインバー & ナチュール」は、30年続いた老舗BARだった空間を改装し、1回あたりの仕込みがわずか80Lというナノブルワリーとしてビール造りを始めた。
醸造所のある店舗、いわゆるブルワリーは2015年頃から国内で急増し、現在では様々な地域性を活かしたビールが提供されているという。
プレイヤーが増加する一方で、製造を維持する壁に直面しているのも事実であり、年間製造数量(ノルマ)、安定供給、コスト面にどう向き合うかが正念場になっている。
そんな中、orca BREWERY(オルカブルワリー)は「たくさん造れないという価値」「造った人がビールを出す」「決して安くしない」「シェフこだわりの食事メニュー」を柱に据え、あえて銀座という“東京のど真ん中”で勝負する体制をとる。
銀座で少量生産したものを、ほぼレストランの中だけで消費する。その希少性が、強いロマンや贅沢感を生み出す。
また、多様なビールを無濾過・無殺菌で製造するため、日々味わいが変化する過程と、その季節にしか味わえないビールを楽しめる。
製造と販売は別の人が担うのが通例である中、orcaのスタッフは製造したビールを自らサービスし、知識だけでなく製造工程や想いまで伝える。そのほかソムリエ、シェフ、バーテンダーなどのスペシャリストも在籍する。
一般的にビールはワインなどと比べて価格帯が一定であり、極端な高級品は存在しない。しかしorcaでは、銀座という地にふさわしいビールを模索。1本あたり1万円という高品質ビールも視野に入れる。
料理にもこだわる。ビールのお供はフライドポテトや乾き物……といった固定観念を覆す、シェフの銀座ディナーを用意する。
前菜をはじめ、自家製パテ、キッシュ、ソーセージ、そしてメインのナチュラルステーキまでこだわり抜いたものを提供。ビールだけでなく、ソムリエ厳選のワインリストも豊富に取り揃える。
リニューアルとともに、こうした贅沢を一度に感じられる特別なディナー「オルカコース」を開始する。
内容はブルワーによる工場見学、シェフこだわり前菜、ナチュラルステーキ、自家醸造ビール、ソムリエ厳選ワイン、お口直しのバーカクテル、デザートなど。
予約は4月より、予約サイト「食べログ」のコースの項目から受け付ける。銀座の地で、シェフの本格料理とクラフトビールを楽しむ新体験だ。
orca BREWERY 銀座醸造所
リニューアルオープン:4月
所在地:東京都中央区銀座8-11-12 正金ビルB1F
営業時間:月曜~金曜16:00~23:00/土祝14:00~22:00
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ新橋駅/銀座駅 徒歩7分、東銀座駅 徒歩6分
予約サイト「食べログ」:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13194178/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000136907.html
(SAYA)