鉄道ファンならずとも、生活に欠かせない身近な存在である京急電鉄。三浦半島に社有林を持ち、適切な管理によって森林資源を健全に保つ「みうらの森林(もり)プロジェクト」を2023年2月から行っている。
このたびアサヒユウアス社が間伐によって生まれる木材を有効活用し、「みうらの森林(もり)タンブラー」を開発。2月22日(木)から京急グループ内のホステルや京急ミュージアムで店頭販売する。
“使い捨て”を考え直すアサヒユウアスの取り組み
アサヒグループの一員であるアサヒユウアスは、社会課題に取り組み、サステナビリティ事業を展開するために2022年1月に設立された会社だ。
リユースできる「森のタンブラー」や「森のマイボトル」をはじめ、コーヒーの副産物のアップサイクルに取り組む「Coffeeloopプロジェクト」、廃棄予定の食材などを原料としたサステナブルクラフトビールなどを展開する。
中でも「森のタンブラー」は“使い捨てしない”飲料容器としてアサヒビールとパナソニックが2019年に共同開発したエコカップ。当たり前のように繰り返される“使い捨て”という消費行動に一石を投じる。
2023年は綿花の収穫後に廃棄される枝を使った「森のタンブラー 伯州綿」や、やむを得ず伐採されたソメイヨシノの老木を活用した「森のタンブラー SAKURA」、福岡ソフトバンクホークスの選手が練習や試合で使用し折れてしまったバットを使用した「森のタンブラー for 福岡ソフトバンクホークス」などを開発した。
リユースできるエコカップ「みうらの森林タンブラー」
新商品「みうらの森林タンブラー」は、京急電鉄の社有林「みうらの森林」の間伐材を55%使用。アサヒユウアスが自社グループ以外の社有林の間伐材を使用して商品を開発するのは今回が初めてだという。
「みうらの森林タンブラー(浮世絵風デザイン)」は浮世絵風のイラストを描き、京急電鉄が運営するホステルの3店舗で店頭販売する。お土産としても好まれそうな日本らしいデザインで、宿泊客以外も購入できる。
「みうらの森林タンブラー(1000形車両形式図デザイン)」は、京急電鉄の車両である1000形(1890番台)の車両形式図を描いている。細部まで見入ってしまう緻密なデザインで、こちらは京急ミュージアムで販売する。
適切に森林を管理し、持続可能な資源利用に取り組む両者のコラボレーション。環境保護に貢献したい人にはもちろん、鉄道好きにもおすすめだ。
京浜急行電鉄:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20240219HP_23152YM.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000058947.html
(SAYA)